日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

P→D→C→Aは、政治にも必要?

2009-07-21 21:05:11 | 徒然
今日、衆議院が解散する。
その前に行われた「自民党両院議員懇談会」では、麻生さんから都議選に負けた釈明、陳謝があった。
それに対して、これまでの「反麻生」的発言はほとんど聞かれない。
テレビカメラが入って、「オープンな自民党」と印象付けようとしたようだが、それまでの「反麻生」の人たちの発言とはかけ離れた「党、一丸となって頑張ろう!!」的雰囲気と、発言ばかりが、テレビ画面から伝わってくる。

その後、反麻生の旗振り役のお一人だった武部さんまで何となくトーンダウン。
それだけではなく、中川さんまでもが解散直後の党の両院議員の前で、麻生さんと握手。
「反麻生」って、なんだったんですか?という、感じすらする「自民党の一体感」だ。
元気の良かった「反麻生」派の皆さんは、離党→新党結成か?とはならず、「自民党公認候補」として、選挙を戦うようだ。
解散前までは「自民党のマニフェストではなく、独自のマニフェストを掲げ、選挙を戦う」と言っていた方もいらっしゃったように思うのだが、ハテサテ、その勢いは何処へやら。

今回の総選挙は、40日間という長丁場だ。
言い換えると、小中高校の夏休み期間中ズッと選挙というコトだ。
もちろん、選挙期間中というのは「公示~選挙当日」なのだが、実質的な選挙戦は今日から始まっているようだ。
というコトは、選挙民である私(たち)にも「40日間、考える時間がある」というコトになる。

ご存知の方も多いと思うのだが、経営学の中にある「PDCA管理法」という方法がある。
P(計画)D(実施)C(チェック)A(改善)というサイクルを繰り返すことで、問題点を減らし、安定した経営に結びつけようという考えだ。
経営の場面よりも、モノ作りの現場で実施されている方法かも知れない。
これまで、選挙というと「何となく・・・有名な人だから」とか「人に頼まれたから」といった理由で候補者を決めていたトコロがあったのではないだろうか?
その人の掲げるヴィジョンやこれまでしてきた仕事内容など、その人が目指す政治家としての考えや実行力といったトコロを、この「PDCAサイクル」という方法で、検証してみたくなったのだ。

もちろん、今日で政界を引退した小泉さんが行った「小泉・竹中改革」についても、PDCまでの確認をし、それをどうしていきたいのか?というコトも確認してみたい。
そのためにある40日間だと思えば、選挙の見方も変わってくるかも知れない・・・そんな気がするのだ。