日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

弁当男子、水筒男子

2009-07-01 18:44:39 | ライフスタイル
Yahooのトピックスに「20代男性2人に1人が、水筒持参」という内容の記事がUpされている。

元となっているデータは、ミツカンの「20代男性2人に1人、マイドリンクをオフィスに持参」(注意:PDFファイル)という意識調査だ。
マイドリンク持参の理由は、様々なようだが男女を問わず若い世代では「ペットボトル飲料を買う」コトは、イケてないコトのようだ。

この春話題になった「弁当男子」に続き、最近の若い男性は一昔前の女性以上に家庭的な印象がある。
早起きをしてお弁当を作り、オフィスで飲む飲み物を用意し出勤する、というのは「草食系男子」のように見えるのだが、もしかしたら「草食系」ではなく、もっと違う意識をもっているのかも知れない。
というのも、このデータで「自分が飲みたいモノを持参」という回答が、意外にも多いからだ。

おそらく「弁当男子」も、「自分の健康をコントロールする」というコトと「自分の食べたい物を食べたい」というのが、大きな動機なのではないだろうか?
コンビニのお弁当やお弁当のデリバリーだけでは、カロリーという問題だけではなく「自分の食べたい物が食べられない」というコトがある。
正しく言うなら、「食べたくないモノを食べない」と言ったほうが良いのかも知れない。
そのほうが食べ残しもない(=食品廃棄をしない)というエコロジーという観点もあるだろうし、やはり「食べたい物を食べたい」という気持ちが強いように感じるのだ。
「内向き志向」というよりも、「気持ちの生活充実志向」という感じだろうか。
それは「お金は大事」だが、それ以上に「自分の気持ちを大切にしたい」という男性が若い世代に増えつつあるように思えるのだ。

ただ、このデータの中で「サワードリンク」の提案があるのだが、一点注意しなくてはならない点がある。
それは、最近人気の「トレッキングボトル」と呼ばれる、アルミ容器にサワードリンクなど、酸性の強い飲み物を入れないというコトだ(最近では、ステンレス製のトレッキングボトルもある)。
アルミは酸と反応してしまうので、ステンレスやプラスチック製の容器(=ペットボトル飲料の再利用)を利用する必要がある。