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ラグビー人気が出るか?W杯開催

2009-07-29 12:27:20 | スポーツ
世間的に「選挙モード」だが、昨夜ヒッソリと行われた「選挙」があった。
それが「2019年ラグビーW杯開催地決定」の選挙だった。
そして、無事(?)日本開催が決まった(紹介記事は日経新聞)。
前回、ニュージーランドに負けてしまい、日本ラグビー関係者にとっては、悔しい思いがあったに違いない。
それが報われたということは、良かったのではないだろうか?

しかし、問題なのは「日本におけるラグビー人気」だ。
日本で「スポーツ」と言って、最初に思い浮かぶのは「国技・相撲」か「野球」だろう。
ここ10年余りは、「サッカー」がそれに加わったという感じだろうか?
もちろん、様々なスポーツファンがいて「私はテニス」、「フィギュアスケート」という方もいらっしゃるだろう。
他にも「バスケット」、「バレーボール」という方も、多いのではないだろうか?
それに比べると「ラグビーファン」は、圧倒的に少ないような気がする。

その理由の一つは、「アマチュアスポーツ」というコトがあるのかも知れない。
ラグビーとは兄弟関係にあるといわれる、サッカーなどはプロが当たり前で、当然選手の露出度も多い。
それだけ注目をされやすい状況にある。
ところがラグビーとなると、シーズンが短いだけではなく試合数も圧倒的に少ない。
現在のトップリーグに属するチームそのものも、サッカーに比べれば少なく、代表の試合がテレビ中継された記憶もないに等しい。

もう一つは、分りにくいルールというコトもあるかも知れない。
実際私も試合を見たことがあるのだが、ルール解説書を読みながら試合を見ていても「???」というコトが多かった。
その意味で、メディア的には余りオイシイスポーツではないのかも知れない。
サッカーのようにスポーツ中継がされたとしても、直接クラブの収入となるわけではないのではないだろうか?(といっても、私の想像なのだが)

とは言うものの、日本で「世界大会」が開催されるということは、スポーツ振興という意味だけではなく、「日本のホスピタリティーの質の高さ」も認められたような気がして嬉しい部分もある。
もちろん国際ラグビー評議会も、ラグビー人気がイマイチな(東)アジアで開催するメリットを十分考えた上での決定だろう。

何より、まず日本代表が強くなり、オーストラリアやサモアなどと競い合えるくらいにならないと・・・誘致だけでは人気は出ないと思うのだ。
あ!それと、何かとしゃしゃり出る某元総理大臣さんには、退席を願いたい。
あの方がどうも、日本ラグビーのイメージを悪くしているように思えてしまうからだ。
少なくともあの方に、「ノーサイドの精神」があるとは・・・。