日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

若者が見ている政治?

2009-08-21 11:18:18 | 徒然
今日の新聞各紙の一面をザッと見ると、「民主党300議席超え?」というような総選挙ネタと「新型インフルエンザワクチン優先順位」に分かれそうだ。

そんな中、新聞各社が共同でWEBサイト上に展開している「あらたにす」というコラムでは、総選挙、若者は“カヤの外”なのかが掲載されている。
内容の中心となっているのは、若者の投票率の低さが政治に与えている影響などを含め、若者たちが投票行動や、いわゆる「電話調査」による「選挙の読み」について。
指摘されている通り、今の20代にとって「(固定電話による)電話口調査」よりも、「携帯電話などを使った(ネットを含めた)意識調査」の方が、現実的な数字を読み取ることが出来るかも知れない。
「民主党有利」と言っても、その調査方法が「今」を意識したモノではなくては、調査そのものの意味が無いだろうし、「今の社会を反映している」とは言い難いだろう。

もう一つ興味深い記事が、毎日新聞のWEBサイトに掲載されていた。
それが、プロ野球・楽天の田中将大投手へのインタビュー記事だ。

田中選手は、とても実直なトコロがあるのだろう。
インタビューの最初では「バリバリ選挙に行きたいというわけではない」と、本音(?)をもらしている。
だからと言って、政治に興味が無いわけではない。
テレビのニュースなどでも、キチンと情報を集めようとしている。
ところが、肝心の政治家が・・・。
政党同士が揚げ足を取り合ってるとしか見えない。「何がしたくて政治家になったのかな」ってめっちゃ思います。
ということなのだ。

20歳の若者の「政治家、何やってんの」という問いかけに、各党首は何と答えるのだろう?
もしかしたら若者の投票率の低さは、こんなところにも一因があるのかも知れない・・・そんな気がした。

コンビニも失速気味?

2009-08-20 22:27:30 | ビジネス
毎日新聞や産経新聞のWEBサイトに、コンビニの7月売上大幅減という内容の記事が掲載されている(紹介記事は毎日新聞)。

大幅に減少した理由の一つとして上げられているのが、「タスポ効果」の減少だ。
確かに、これまでコンビニ好調の一つとして挙げられていたのが、「タスポ効果」だった。
「年齢識別カード:タスポ」の申請が面倒臭いという喫煙家にとって、コンビニでのタバコ購入は便利だっただろうし、「タバコ購入ついで買い」というのがコンビニの売上を押し上げてきたとも言われている。
その効果が薄れてきたという。

もう一つは、この夏の天候不順で冷たい麺類の売上が伸びなかったことだ。
冷たい麺類だけではなく、アイスクリームなどの菓子類やデザート類の落ち込みも影響しているという分析だ。

記事にあるような「タスポ効果の減少」や天候不順などの影響も大きいとは思うのだが、本当にそれだけだろうか?という気がしている。
というのも、何となくなのだが最近コンビニそのものに、人が余り入っていないような気がする時があるからだ。

自宅近くには、大手コンビニチェーン店が4店舗ある。
確かにお昼時になると、近くの会社や事業所に勤める人たちがお弁当などを買い求める姿を見かけるのだが、それでも以前に比べると少なくなったような気がする時がある。
もしかしたら「弁当男子・弁当女子」が増え、コンビニ弁当そのものの購入が減り始めているのでは?と、感じたことが何度かあった。
それだけではなく、いわゆる「コンビニデリカ(=コンビニ店内で調理した揚げ物や軽食)」を買い求めている人もめっきり減ったような気がしていた。

自宅近くには、コンビニだけではなく24時間営業のスーパーがあるため、なにもやや割高感のあるコンビニでお弁当やデザートを買うよりも、スーパーで買ったほうが便利だということも影響しているのかも知れない。
それにしても、利用客が減りつつあるな~というのが、実感としてあったことは事実だ。
もしかしたら、1店舗当たりの売上そのものは大分前から減少しつつあったのだが、新規出店でトータルの売上を伸ばしていただけなのではないだろうか?
それが、新規出店する店舗にも限界が見え始めた結果、大幅な売上ダウンということになったのでは?
個人的には、そんな気がしている。

かつて「冷蔵庫のライバル商品・サービスは、コンビニである」といわれた。
その「コンビニエント」なサービスの提供が、24時間営業スーパーなどの登場により、既にコンビニのウリではなくなってきている。
この7月の数字は、「コンビニ」そのものを考えなおすキッカケとなるかも知れない。

それにしても、「対面販売」を基本とする小売りの数字がドンドン下がっていくことに、一抹の不安を感じる。

(料理)レシピとビジネス

2009-08-19 22:06:00 | ビジネス
拙ブログに来てくださる方で、「ククパッド」というサイトを知っていらっしゃる方は、どのくらいいらっしゃるのだろう?
実は、時折利用させていただくお料理レシピのサイトだ。

その「ククパッド」が、先日株式上場を果たしている。
一般的な企業であれば、何らかの商品、サービスの提供が利益を生み、株主にその利益の一部が配当されるのだが、「ククパッド」の場合はチョッと違う。
というのも、「クックパッド」というサイトは、登録会員によって「料理レシピ」を公開し、その「公開されたレシピ」を会員以外の人も含め、ネットで検索をすれば簡単に見られるからだ。
その意味で「ネットで料理レシピを提供、サービスしている」ともいえなくは無いのだが、あくまでも公開された料理レシピは、無料で公開されている。
収益が上がるとすれば・・・と考えると、公開されている料理レシピの著作権利くらいなのだが・・・そもそも料理レシピに著作権があるのだろうか?と、考えていた。
その答えとなる記事が、今日の日経新聞のWEBサイト・ITプラスに掲載されたいた。
それが、レシピの権利をどう守る? 投稿サイト「クックパッド」のルールだ。

「クックパッド」自体の収益は、投稿レシピなどを公開するコトではなく、その情報を様々な企業に提供(料理レシピではない)したり、広告収入が主ということのようだが、それらの広告主などを満足させ、ユーザーである「ご飯を作る人」を満足させるためには、それなりの「魅力あるレシピ」が必要だ。
そのためには、多くの人からの投稿が欠かせないのだが、「お料理レシピ」には著作権というモノは基本的には存在しない。
もちろん、有名料理研究家やフードコーディネートが出している本などには、それなりの著作権のようなモノがあるとは思うのだが、「クックパッド」の場合、有名料理研究家でもなければ、フードコーディネーターでもない。
毎日台所に立って、お料理をしている普通の生活者なのだ。
だからこそ、「ルール」とか「マナー」といったコトが重要になるのだろう。
それには、投稿者の自発的な「ルール」や「マナー」といったコトが企業のブランド価値を上げるというコトになる。

その意味で、「クックパッド」はこれまでの企業のあり方とは大きく違うビジネスモデルを展開しているといえそうだ。
だが、「クックパッド」のようにユーザーを直接的に巻き込み、企業価値を上げ、ブランドを構築するというビジネスモデルは、今後増えていくような気がする。
少なくともYahooやグーグルとは似て非なるビジネスモデルといえるのでは?

既に大流行?-新型インフルエンザ-

2009-08-19 10:57:05 | アラカルト
お昼に新聞各紙のWEBサイトを見ていたら名古屋でも新型インフル死者 入院先6人感染疑いという記事がUpされていた(紹介記事は朝日新聞)。

先日の沖縄の男性が亡くなったのが、最初だったと思うのだが昨日は神戸の男性が、そして今日名古屋の女性が亡くなってしまった。
どの方も糖尿病などの持病があった方たちのようだが、亡くなる方が続くとやはり不安になる。
昨日は、プロ野球・日本ハムの選手が新型インフルエンザに罹っているコトが判明したばかりだ。
夏巡業中の相撲界でも、力士と床山さんの3人の感染が判明したという(紹介記事はスポニチ)。

当初、夏になれば湿度などの上昇により、新型インフルエンザの拡大は無いのでは?といわれていたのだが、ここに来て季節とは関係なく拡大傾向にあるように感じる。
その意味で、この新型インフルエンザは旧来のインフルエンザとは違う耐性をもっているのかも知れない。
致死率についても「スペイン風邪」ではないにしても、1960年代初めに流行った「アジア風邪」以上の強さを持っていると聞く。

厚労省では、この広がりに戸惑いを見せているようだが、私たちが出来ることは「シッカリ手洗い、シッカリうがい」というコトだろう。
「夏だから(大)流行はしない」とは関係のない新型インフルエンザ、ということだけは理解しておきたいものだ。

今日から、選挙カーの連呼が・・・

2009-08-18 20:39:54 | アラカルト
今日、衆議院選挙の公示がされ、各所に設置された選挙ポスター掲示板には立候補者のポスターが一斉に張り出された。
ということは、投票日前日の夜8時まで連日「衆議院候補○○でございます」という宣伝カーが、街中を走り回るというコトだ。

この「○○でございます」と連呼する宣伝カーについては、良い印象を持っている人よりもうるさいばかりで、はた迷惑と感じる人の方が多いのではないだろうか?
今やネットの時代でもあるし、ネットを活用した選挙というコトも考えられると思われるのだが、現実にはそれは出来ないコトになっている。

しかし、今回は若干違うようだ。
Yahooなどのポータルサイトには、各政党のビデオが見られるようになっていたり、youtubeで見られるようになっていたりする。
候補者本人のネット活動は×でも、党としての広告活動はOKというコトなのだろうか?

個人的には、立候補者の討論会などを動画配信してくれると、自分の見られる時間にゆっくりと見られるので便利だし、何よりも繰り返し、じっくりと候補者の表情がうかがえる。
もちろん、ネットが見られる環境の人ばかりではないので、情報の不公平が出るという問題もあるとは思う。
でも、公共性の高い場所で動画配信映像を流すなどして、多くの人に立候補者の考えを伝える方法を検討して欲しいと思うのだ。
そのほうが、「○○でございます」と街中を連呼してクルマで走るより、効果的のような気がするのだが・・・。

何故なら、今回の選挙は「政権選択の選挙」と言われている。
ならば、選択するための材料が必要となる。
その材料が「○○でございます」では、検討の余地などは無いというハナシになってしまう。

以前の選挙は、「××さんから、頼まれたから○○さんに投票をする」という、「情型選挙」だったかも知れない。
地域コミュニティーがシッカリしていた頃は、それが通用したと思う。
しかし、地域コミュニティーそのものが都会だけではなく田舎でも崩壊しつつある現在、「情型選挙」では通用しなくなっている。

「顔を売る」コトは大切な事だが、同時に「考えや人となり」を選挙民一人ひとりに売り込まなくてはならない時代になってきている。
とすれば・・・今回の選挙が終わり次第「選挙のあり方」そのものを替える、法律の整備が必要なのではないだろうか?

アァァア~、それにしても「○○をよろしくお願いします」の連呼だけは、早くなくして欲しい・・・。

女性専用車両のオジサン

2009-08-17 22:22:08 | 徒然
今日、実家から帰ってきた。
明日から、いつもの生活となる。
ところで、今日自宅に帰る地下鉄の電車内で、「エ"」という光景を見かけた。
それが、エントリタイトルとなっている「女性専用車両のオジサン」だ。

首都圏だけではなく、全国各地に広がりつつある「女性専用車両」。
目的はただ一つ、「痴漢行為の撲滅」だ。
「撲滅」というのは、いささか大げさかも知れないが、被害者も逆被害者も出さないための一つの方策として、導入されているのはご存知の通りだ。
ここ名古屋でも、時間を決め「女性専用車両」がある。
当然、決められた時間帯に乗車するのは女性のみ。
今日、丁度その時間帯に地下鉄に乗るコトになったのだ。

その「女性専用車両」は、私が利用する駅では一番改札口までの最短ルートとなるため、利用している男性からは、「ズルイ!」と思われているかもしれない。
私も、改札に近いという理由でその車両に乗ったのだが、そこに「ひとりのオジサン」が・・・。
余りにも堂々としているので、一瞬「女性専用車両」だというコトを忘れそうになった。
しかし、ホームには「女性専用車両停車位置」と大きく・わかり易く記されているし、車両トビラにも「女性専用車両」と書いてある。
それどころか、再三駅のホームに着く度に「女性専用車両」についてのアナウンスがある。
それほど再三アナウンスがされ、表示されているにも関わらず、「そのオジサン」は疑うことなく一般車両として、乗車しているようなのだ。

大変失礼とは思いつつ「そのオジサン」を暫し観察させていただくコトにした。
もちろんジロジロと見るのは、失礼なので本を読むフリをしながらなのだが。
地下鉄の駅に停まる度に、女性がドンドン増えていくコトに「そのオジサン」は、「今日は、女性ばかりが乗ってくるな~」と不思議そうにしている感じではない。
だからと言って、観光地の男子トイレに乱入するオバサンのような、確信犯のようでもない。
何となくなのだが、「そのオジサン」の視界には「乗車する女性の姿が見えない」ようなのだ。
もちろん、視力の問題ではなく「自分が乗った車両は一般車両だ」と思い込んでいて、周囲を見ていないというコトだ。
「そのオジサン」の視界にあるのは、地下鉄の窓に映る自分の姿だけで、周囲のコトなど一切気にしていないようなのだ。

「そのオジサン」の姿を見ながら、かくも「思い込み」というのは、周囲状況を見えなくさせてしまうのか?と、凄さを感じたのだった。
ちなみに、「そのオジサン」は、電車を降りる時も実に堂々として降りられたのだった。

「お母さん」と言う業界

2009-08-13 05:29:20 | ライフスタイル
昨日から本格的な「お盆の帰省ラッシュ」が、始まったようだ。
一昨日の地震で一部崩れてしまった、東名高速の迂回路として中央自動車道が使われた為、中央自動車道は予想された渋滞以上の渋滞となってしまったようだ。
テレビのニュースを見ながら「東名高速の静岡あたり(通行止め区間手前)まで高速で行って、国道1号線に一旦降りて、それから袋井あたりで再び高速に入ると言う方法もあったのでは?高速道路1,000円じゃないけど・・・」などと思っていた。
それでも、今日何とか下り線復旧となる見込みのようだ。

私は一昨日、大阪~実家のある米子(鳥取県)まで高速バスを利用して帰省したのだが、途中上月(こうづき)パーキングで休憩のための停車がある。
そこで、体を伸ばし、パーキング内にある売店で何を買うというわけではなく、お土産などを見て回るのだが、売店ないに見かけないフリーパーパーがあった。

タイトルは「お母さん業界新聞」
仕事柄、「業界紙」と言うモノをイロイロと見てきてはいるのだが、「お母さん」と言う業界があるとは思いもよらなかった。
もちろん、一般に言われる「業界紙」ではないし、いわゆる「ギョーカイ」と呼ばれるメディアを中心としたものでもない。
いわゆる「子育てネットワーク紙」だったのだ。
発行をしているのは、「お母さん大学」と言うトコロ。

実際手にとって、読んでみると「孤立しやすい都会(とは限らないかもしれないが)のお母さんたちのネットワーク新聞」と言う感じの内容だ。
今回の記事内容のメインは「シニア子守隊」と言う、企業をリタイアした男性たちを中心とした、託児システムだった。

「おじいさんたちの子守なんて・・・」と思ってしまいがちだが、「子守隊」のおじいさんたちは、「自分が子育てに積極的ではなかった」と言うことを、十分理解したうえで「おじいさんたちができるコト」をやっていらっしゃるようだ。
だから「子守隊」であって、「託児隊」ではないと言うコトのようだ。

考えてみれば、私たちの発想の中には「既成概念」に左右される部分が大きい。
この「子守隊」は、「子供と一緒に遊ぶ」と言うコトを何よりの目的とし、子供が泣けば、あやすのではなく一緒に泣くコトを良しとしている。
私自身、「子供がぐずったり、泣いたりすればあやすのが当たり前」だと思っていたのだが、そのような経験のない人にそれを要求しても、意味がないし、結果不満だけが大きくなってしまう。
最初から「経験がないのだから、そういう方法で子守をするのも当然かも?」と思えば、まったく違ったモノになる。

このようなアプローチは、もしかしたら「待機児童」などの問題を含め、違った視点を発想を与えてくれるかも知れない。
子育ての現場と言うのは、何もテレビや雑誌で報道されているコトばかりではないのだ。
まして、実際子育てをしている企業・媒体が作りだした、お母さんたちのネットワークではない。
このようなトコロからも、新しい「社会のあり方」が見えてくるような気がした。
 

イメージの作られ方

2009-08-12 05:35:53 | アラカルト
昨日の地震には、びっくりした。
名古屋でも相当の揺れを感じたので、震源地となった静岡にお住まいの方々は、さぞ怖い思いをされたのでは?
それにしても、前日には台風9号による大雨の被害があり、この夏は「災害の夏」と言う感じだ。

そんなニュースとともに、連日テレビを賑わしているのが芸能人の薬物逮捕だ。
特に、酒井法子容疑者に対しての報道は、ワイドショーだけではなく一般ニュース番組でも多いと感じる。
これらの一連の報道で気になったことがある。
それが酒井容疑者について紹介される、枕詞のような「清純派」と言うコトバだ。

実は、私は酒井容疑者の出演したドラマをほとんど見たことがない。
そのため「清純派」と言われても、「はぁ・・・そうですか」と言う感じでしかなかった。
そんな時、あるテレビ番組で「『清純派』と言っても、酒井容疑者本人のプライベートな部分も見て『清純派』と言っているのではなく、(所属)事務所など周囲が、タレントとして『どんなイメージで売り込むのか』と考えた、作り上げられたイメージ」と言う内容のコトを指摘する人がいた。

おそらく、この方の指摘が一番当たっているのだと思う。
酒井容疑者本人は、グルーブ感のあるノリノリの音楽が大好きで、髪の毛を振り乱した踊ったりすることが「素の自分」だったのでは?と、思うのだ。
しかし、デビューしてタレントと活躍をしていく中で「清純派」言うイメージのほうが売りやすいと言う、周囲の判断があったのではないだろうか?
そのイメージそのままに「良妻賢母」的イメージで雑誌に登場したり、洋服やファッション小物のプロデュースをしたほうが、ビジネス的にも遥かにプラスだったと言うのは、よく理解できる。
なぜなら、「アンチ良妻賢母(と便宜上表現する)」的イメージで、主婦向け雑誌などに登場するよりも「可愛らしいアイドル→素敵なママドル」の方が、ウケ易いからだ。

20年近く前、一人のアイドルをデビューさせるためには、1~2億のお金が必要だと聞いたことがある。
そのためには、念入りなイメージ戦略があり、そのイメージに沿ったファッションをさせ、媒体に登場させる必要がある。
もちろん、出演するテレビや映画などのそのイメージに沿ったものではなくては、意味がない。
場合によっては、雑誌やテレビ、ラジオなどのインタビューでも、入念なチェックがされ、作られたイメージを壊さないような努力を周囲がしていたのかも知れない。

確か「アイドル」と言う英語には、「偶像」と言う意味も含まれている。
その「偶像」が崩れたと思えば、枕詞としての「清純派」は作られた虚イメージであったと言うコトだろう。

ただ、「虚イメージ」と言うのは、何もタレントだけの専売ではない。
案外、商品・サービス、企業にもある。
多くは念入りに練り上げられた「戦略」があり、その「戦略」にメディアが乗り、生活者に印象付けられる(それをするのが、マーケターの仕事でもありますが・・・爆)。
むしろ、商品・サービス、企業の「虚イメージ」のほうが、私たちの生活に直接関わってくるため、それを読み解く感覚を磨く必要があるのかも知れない。
あ!政治も一緒ですね・・・。


大丈夫かな?帰省の足

2009-08-10 12:59:33 | 徒然
台風9号が、中四国・関西地方に被害を与えている。
名古屋では今夜半~明け方に、大雨となる予想だ。
テレビのニュースを見ていて、心配になり交通情報をチェックしたら・・・。
やはり、心配的中。
中国自動車道の一部が、通行止めとなっている。

テレビのニュースで見た、兵庫県・佐用は中国自動車道でも岡山県寄りにあり、いつも高速バスを利用して帰る時、「そろそろ、岡山だな~」と思う所でもある。
その佐用で、相当の被害が出ていると言う。
被災されて方々には、お見舞い申し上げます。

そんなコトを心配しつつ、既に高速バスの予約を入れているため、乗車地までいかなくてはならない・・・。
明日が心配だ・・・

と言うコトで、明日から1週間の予定でお盆帰省の予定。
今年は、大叔父の初盆があるため昨年よりバタバタとした帰省となりそうだ。
地方、地方で様々なお盆の過ごし方があると思う。
我が家は、松江に菩提寺となるお寺があるので、松江式のお盆の過ごし方となるのだが、皆さんはどのようなお盆の過ごし方をされるのだろうか?

更新がなかなか出来ませんが、ご理解ください。

「HIBAKUSHA」と言う世界の共通語

2009-08-09 07:30:35 | 徒然
6日の「ヒロシマ」に続き、今日は「ナガサキ」の「原爆の日」だ。
週末には「終戦記念日」がやってくる。
6月の「沖縄・慰霊の日」があり、日本の夏は「慰霊と平和を願う夏」でもあると、つくづく感じる。

先日、NHKで「NO MORE HIBAKUSHA」という番組が放映された。
これまで「ヒロシマ・ナガサキ」から発信された内容とは違い、「核兵器による被爆者」という視点は、これまでに無かったような気がした。
と同時に「被爆者」という言葉が「HIBAKUSHA」という言葉となり、世界の共通語として使われていると言う事実を、初めて知った。
「被爆国・日本人」でありながら、このコトを知らないコトを恥ずかしいと感じるとともに、世界共通の言葉として「HIBAKUSHA」が無くなる日が1日も早く来て欲しいと願わずにはいられなかった。
もちろん、既に「被爆者」となってしまった方々への救済は急務だと思うし、このことが解決されなくては、本当の「核兵器廃絶」にはならないだろう。
その意味で、日本の被爆者だけではなく、世界にいる「HIBAKUSHA」の問題は、保有国総てが真剣に考えなくてはならない問題なのではないだろうか?

ところで「核兵器解体基金」という基金があるのをご存知だろうか?
恥ずかしながら、私は知らなかった。
その基金が中心となって作った、ドキュメンタリー映画がある。
その予告編がyoutubeで見られる「Gate ゲイト "Atomic Flame" 」がそれだ。
元々のタイトルは「原爆の火」だったようだ。
個人的には、「原爆の火」のほうが僧侶たちの思いなどが伝わってくると思うのだが、世界公開をするためのタイトル変更だろう。
映画は既に完成し、全国各地で上映会が行われているようだ。

オバマ大統領の「プラハ演説」は、世界史に残る演説だったと思う。
であれば「被爆国・日本」は・・・と考えてしまうと、政治家ではなくこのような市井の人たちが中心となっているのが現実だ。
確かに、政治家の発言が及ぼす影響は大きい(と言っても、今の日本の政治家の発言力がどれほど世界に影響を及ぼすのか、疑問なトコロも大いにあるが・・・)。
だから極力避けてきたのかも知れない。
でも、政治家だからこそ出来るコトもある。
そろそろ逃げるのではなく、真正面から世界に問い掛けてみてはどうだろう?
「HIBAKUSHA」という言葉を無くすためにも。