■首都圏に舞う航空自衛隊精鋭
本日は天皇誕生日、令和年間初の天皇誕生日という事で慶祝の意を込めて百里基地でのブルーインパルス飛行展示の様子をお送りしましょう。
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ブルーインパルス、航空祭の華であり大団円というべき大空の妙技、この飛行展示を目的に航空祭を探訪する方も多い、しかしブルーインパルスは簡単なようで奥が深い展示であり、如何に美しく撮影するかは、ある種数十年の命題となりえるのかもしれませんね。
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松島基地より全国に展開するブルーインパルス、松島基地では毎日基地HPにて飛行訓練実施情報が開示されることから、東北の特権といいますか、ブルーインパルスを有休の日数分だけ撮影している、という気合いの入った方も多いとかで、少々うらやましくも思う。
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T-4練習機、実は当方が初めて見上げたブルーインパルスは超音速のT-2練習機時代でして、昨今は航空愛好家の方でもT-2練習機を飛行している様子をみたことがない、という方もふえている様でして、私もそれなりに年季が入ってきてしまったのか、と寂しくも感じます。
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T-2練習機の戦闘機然とした、実際有事の際には補助戦闘機として運用されることが想定されていたのですけれども、一方で翼面加重の関係から小回りに制限のある機体に対してT-4は亜音速ながら小回りの利く展示が可能になったといい、そんなものかと当時は思った。
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航空自衛隊の航空祭なのですから、ブルーインパルスを撮影する際にどうしても考えるのは、単に見上げるだけのブルーインパルスではその写真単体、大空とブルーインパルスだけの構図となってしまいまして、どの基地で撮影したのか一見してわからないということ。
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日本全国、ブルーインパルスは数多くの基地にて、時には基地以外でも飛行展示を実施しますので、まずはどのようにして、その撮影場所を連想できるか、という背景を考えます。このこだわり、ブルーインパルス本場ではないからこその留意、というところなのですね。
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F-4戦闘機の基地ならば列線をできるだけ構図に含めて撮影したいところですが、思いの外撮影位置というものを早い段階で決断して、おそらくはこの角度からこう飛行するのだろう、と判断しそのための必要な位置を連想しまして撮影準備を行わねばなりません。
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ブルーインパルスの撮影は、しかし、予行をしっかり撮影する余裕はない当方として、この基地ならばこの建物を背景に撮影しよう、と気合いを入れていますと進入経路が予想と違ったり、飛行展示の区分が当日の天候に影響され、実はかなりの失敗を重ねました。
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最前線物語。リーマーヴィンの映画のような話題ですけれども、撮影位置でたとえば多少難しそうなアングルであっても、最前列を確保できますと、画角の自由度というものがかなり大きくなりまして、撮影の際に少し厳しい姿勢でも安心して撮影することができる。
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基地飛行展示にて、最前列というものは滑走路を見渡せる立地を意味しますから、離陸の瞬間の素早い飛行展示の機動飛行へ遷移する瞬間を撮影できるのですが、目の前に地上展示航空機がありますと、視界遮られると思ったりもします、ところがブルーインパルスは。
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ブルーインパルスはスモークを曳いて飛行展示をおこないますので、目の前の地上展示航空機、その真上に飛行展示の妙技、これぞ曲技飛行という情景を構図とすることが、つまり被写体の変化を盛り上げられるのですね。これも撮影位置選択肢の一つといえましょう。
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T-4練習機、次のT-X練習機はどのような機体になるのだろうか、こう考えつつ昔はT-2の戦闘機然としました機能美と俊敏鋭利な機体形状に浪漫感じたものなのですが、T-4,見慣れてみますと、なかなかに航空自衛隊の航空祭に馴染んだ、こういえるのかもしれませんね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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本日は天皇誕生日、令和年間初の天皇誕生日という事で慶祝の意を込めて百里基地でのブルーインパルス飛行展示の様子をお送りしましょう。
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ブルーインパルス、航空祭の華であり大団円というべき大空の妙技、この飛行展示を目的に航空祭を探訪する方も多い、しかしブルーインパルスは簡単なようで奥が深い展示であり、如何に美しく撮影するかは、ある種数十年の命題となりえるのかもしれませんね。
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松島基地より全国に展開するブルーインパルス、松島基地では毎日基地HPにて飛行訓練実施情報が開示されることから、東北の特権といいますか、ブルーインパルスを有休の日数分だけ撮影している、という気合いの入った方も多いとかで、少々うらやましくも思う。
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T-4練習機、実は当方が初めて見上げたブルーインパルスは超音速のT-2練習機時代でして、昨今は航空愛好家の方でもT-2練習機を飛行している様子をみたことがない、という方もふえている様でして、私もそれなりに年季が入ってきてしまったのか、と寂しくも感じます。
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T-2練習機の戦闘機然とした、実際有事の際には補助戦闘機として運用されることが想定されていたのですけれども、一方で翼面加重の関係から小回りに制限のある機体に対してT-4は亜音速ながら小回りの利く展示が可能になったといい、そんなものかと当時は思った。
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航空自衛隊の航空祭なのですから、ブルーインパルスを撮影する際にどうしても考えるのは、単に見上げるだけのブルーインパルスではその写真単体、大空とブルーインパルスだけの構図となってしまいまして、どの基地で撮影したのか一見してわからないということ。
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日本全国、ブルーインパルスは数多くの基地にて、時には基地以外でも飛行展示を実施しますので、まずはどのようにして、その撮影場所を連想できるか、という背景を考えます。このこだわり、ブルーインパルス本場ではないからこその留意、というところなのですね。
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F-4戦闘機の基地ならば列線をできるだけ構図に含めて撮影したいところですが、思いの外撮影位置というものを早い段階で決断して、おそらくはこの角度からこう飛行するのだろう、と判断しそのための必要な位置を連想しまして撮影準備を行わねばなりません。
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ブルーインパルスの撮影は、しかし、予行をしっかり撮影する余裕はない当方として、この基地ならばこの建物を背景に撮影しよう、と気合いを入れていますと進入経路が予想と違ったり、飛行展示の区分が当日の天候に影響され、実はかなりの失敗を重ねました。
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最前線物語。リーマーヴィンの映画のような話題ですけれども、撮影位置でたとえば多少難しそうなアングルであっても、最前列を確保できますと、画角の自由度というものがかなり大きくなりまして、撮影の際に少し厳しい姿勢でも安心して撮影することができる。
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基地飛行展示にて、最前列というものは滑走路を見渡せる立地を意味しますから、離陸の瞬間の素早い飛行展示の機動飛行へ遷移する瞬間を撮影できるのですが、目の前に地上展示航空機がありますと、視界遮られると思ったりもします、ところがブルーインパルスは。
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ブルーインパルスはスモークを曳いて飛行展示をおこないますので、目の前の地上展示航空機、その真上に飛行展示の妙技、これぞ曲技飛行という情景を構図とすることが、つまり被写体の変化を盛り上げられるのですね。これも撮影位置選択肢の一つといえましょう。
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T-4練習機、次のT-X練習機はどのような機体になるのだろうか、こう考えつつ昔はT-2の戦闘機然としました機能美と俊敏鋭利な機体形状に浪漫感じたものなのですが、T-4,見慣れてみますと、なかなかに航空自衛隊の航空祭に馴染んだ、こういえるのかもしれませんね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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