■AC-2攻撃機
今の日本は無人機攻撃に対し余りに無防備ではないか、北朝鮮がロシアへ一万もの兵力を派遣する今、見返りに大量の無人機技術が供与され有事の際には数千の無人機が日本海を越えてくることは必至だ。
AC-2攻撃機、という機種が自衛隊には必要ではないか、AC-2というのはその名の通り、アメリカのAC-130対地制圧機のように輸送機を原型とした攻撃機で、具体的には側面ハッチや窓部分に20mm機関砲や30mm機関砲を搭載し、側面に対して攻撃する事が出来る機種の必要性です。AC-130のように105mm砲までは不要とは思うのですが。
AC-130を買えばいいではないか、と反論が来るかもしれませんし何より大きいのは、完全な航空優勢を確保した上で地上戦闘を支援するような機種は日本には不要ではないか、地上戦を航空優勢の元で戦う想定が非現実的だ、という反論です。もちろん当方も例えば山間部に浸透した特殊部隊やゲリラ掃討用にAC-2が必要、とは考えない。
ランセット無人機に対抗する手段としてAC-2というものの必要性を感じる。ランセット無人機、現在ウクライナへロシア軍がイランから導入したシャヘド136自爆用無人機が猛威を振るい、特にシャヘド136はロシア国内でコピー生産され大量投入されています。シャヘド136とともに改良型は射程が非常に長く2000㎞以上に及ぶ。
81式短距離地対空誘導弾や11式短距離地対空誘導弾で低速のシャヘド136は簡単に撃墜できる、という反論はあるでしょう。その通りです、しかしロシアウクライナ戦争を見ますとロシア軍は毎月2000機以上、年間で数万機の自爆用無人機をウクライナ長距離攻撃に使用しています。東芝や三菱電機はこの迎撃に見合うミサイルを量産できるか。
東芝や三菱電機のミサイル生産能力を強化し、年産4万発程度の11式地対空誘導弾を量産できるならば、自爆用無人機の飽和攻撃に対しても十分持ちこたえられるでしょう、が、それは現実的なのか、ミサイルは11式さえあればSu-57戦闘機が来てもKN-25長距離ロケット弾が来ても対応できるというものではない、数あるミサイルの一種類だ。
AC-2攻撃機、C-2輸送機の側面にM-134ミニガン、これは陸上自衛隊が特殊作戦群用に採用しているものが2021年の第1空挺団降下訓練始めにて外柵沿いで撮影された方に撮影され、既に保有されている装備です、報道公開された方には、撮影しないでください、と言われているとの話を側聞しますが、なにぶんわたしは行っていないので。
ウクライナでのシャヘド無人機迎撃には様々な航空機が使用されていて、その中にMi-17ヘリコプターに搭載した機銃での撃墜、というものも含まれています、シャヘド無人機は反撃してこないものですから、ヘリのドアガンでも撃墜できるのです。ただ、ここにAC-2というものを投入した場合、とにかくこの機種は滞空時間が長い。
M-134ミニガンとM-61/20mm機関砲、可能ならばAHEAD弾薬を使用できるラインメタル30mm機関砲を搭載したAC-2攻撃機を有事の際に日本海に空中哨戒させることができれば、シャヘド136の場合は日本海を渡るのに三時間ほど必要ですので早期警戒機などからの無人機飽和攻撃の通報に急行することで、数百機の同時攻撃へも対処し得る。
ランセット無人機による飽和攻撃は現実の脅威です、一機や十機を撃墜する事は簡単ですが、ランセット無人機は数百から千機単位で運用されます。その脅威への備えはまだまだ構想段階だ。C-2輸送機をミサイルキャリアに転用する研究が防衛装備庁により開始されていますが、機関砲を搭載したAC-2のような航空機も検討すべきと考えます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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今の日本は無人機攻撃に対し余りに無防備ではないか、北朝鮮がロシアへ一万もの兵力を派遣する今、見返りに大量の無人機技術が供与され有事の際には数千の無人機が日本海を越えてくることは必至だ。
AC-2攻撃機、という機種が自衛隊には必要ではないか、AC-2というのはその名の通り、アメリカのAC-130対地制圧機のように輸送機を原型とした攻撃機で、具体的には側面ハッチや窓部分に20mm機関砲や30mm機関砲を搭載し、側面に対して攻撃する事が出来る機種の必要性です。AC-130のように105mm砲までは不要とは思うのですが。
AC-130を買えばいいではないか、と反論が来るかもしれませんし何より大きいのは、完全な航空優勢を確保した上で地上戦闘を支援するような機種は日本には不要ではないか、地上戦を航空優勢の元で戦う想定が非現実的だ、という反論です。もちろん当方も例えば山間部に浸透した特殊部隊やゲリラ掃討用にAC-2が必要、とは考えない。
ランセット無人機に対抗する手段としてAC-2というものの必要性を感じる。ランセット無人機、現在ウクライナへロシア軍がイランから導入したシャヘド136自爆用無人機が猛威を振るい、特にシャヘド136はロシア国内でコピー生産され大量投入されています。シャヘド136とともに改良型は射程が非常に長く2000㎞以上に及ぶ。
81式短距離地対空誘導弾や11式短距離地対空誘導弾で低速のシャヘド136は簡単に撃墜できる、という反論はあるでしょう。その通りです、しかしロシアウクライナ戦争を見ますとロシア軍は毎月2000機以上、年間で数万機の自爆用無人機をウクライナ長距離攻撃に使用しています。東芝や三菱電機はこの迎撃に見合うミサイルを量産できるか。
東芝や三菱電機のミサイル生産能力を強化し、年産4万発程度の11式地対空誘導弾を量産できるならば、自爆用無人機の飽和攻撃に対しても十分持ちこたえられるでしょう、が、それは現実的なのか、ミサイルは11式さえあればSu-57戦闘機が来てもKN-25長距離ロケット弾が来ても対応できるというものではない、数あるミサイルの一種類だ。
AC-2攻撃機、C-2輸送機の側面にM-134ミニガン、これは陸上自衛隊が特殊作戦群用に採用しているものが2021年の第1空挺団降下訓練始めにて外柵沿いで撮影された方に撮影され、既に保有されている装備です、報道公開された方には、撮影しないでください、と言われているとの話を側聞しますが、なにぶんわたしは行っていないので。
ウクライナでのシャヘド無人機迎撃には様々な航空機が使用されていて、その中にMi-17ヘリコプターに搭載した機銃での撃墜、というものも含まれています、シャヘド無人機は反撃してこないものですから、ヘリのドアガンでも撃墜できるのです。ただ、ここにAC-2というものを投入した場合、とにかくこの機種は滞空時間が長い。
M-134ミニガンとM-61/20mm機関砲、可能ならばAHEAD弾薬を使用できるラインメタル30mm機関砲を搭載したAC-2攻撃機を有事の際に日本海に空中哨戒させることができれば、シャヘド136の場合は日本海を渡るのに三時間ほど必要ですので早期警戒機などからの無人機飽和攻撃の通報に急行することで、数百機の同時攻撃へも対処し得る。
ランセット無人機による飽和攻撃は現実の脅威です、一機や十機を撃墜する事は簡単ですが、ランセット無人機は数百から千機単位で運用されます。その脅威への備えはまだまだ構想段階だ。C-2輸送機をミサイルキャリアに転用する研究が防衛装備庁により開始されていますが、機関砲を搭載したAC-2のような航空機も検討すべきと考えます。
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