■吹飛ばせ!戦車射撃の迫力
クリスマス特集ということでイルミネーションよりも迫力の戦車射撃の瞬間をお届けしましょう。

クリスマスです。COVID-19感染拡大により自衛隊行事総崩れという中、全世界ではクリスマス中止という状況に追いやられていますが、日本では東京と大阪でのオミクロン株感染拡大とクリスマスイヴが重なってしまった構図、この不景気な機運を吹き飛ばすには。

戦車射撃、懐かしい情景です。コロナ禍下の不景気な気分も90式戦車や10式戦車の120mm滑腔砲戦車射撃と、発煙弾発射の豪快な白リン弾の輝く閃光の幕が幾分か和らげてくれるのでは、とも。2020年と2021年立て続けの富士総合火力演習一般公開中止、これは響く。

発煙弾発射は富士総合火力演習の機械化部隊による戦果拡張へ移行する機動打撃の瞬間に展開される大団円への一瞬の閃光となっていまして、実は写真をカメラでじっくり構えて仕上げようとしますと時機を逸するような瞬間なのですが、撮ってしまえばあと自由だ。

戦車と装甲車の発煙弾は、ミサイル攻撃を受けた瞬間などに戦車を視界からも赤外線探知からも瞬間的に隠す、煙覆するために展開されるもので、戦車のエンジンから発する熱をも覆い隠すために白リンが熱のカーテンを展張する、そのための装備でもあるのですが。

レーザー検知装置などにより戦車はミサイル攻撃を探知する手段があり、またもう少し進んだ装備としてロシアやイスラエルはアクティヴ式防護装置として対戦車ミサイルそのものを迎撃して撃墜してしまうような装備も、高価ではあるけれども開発しています。

120mm滑腔砲の射撃はおとというより衝撃波に叩かれる、音に包まれるというような生半可なものではありません、この迫力は体験しなければわかりませんが、それもそのはず、戦車砲弾は音速の実に五倍以上まで加速して炭化タングステン合金の砲弾を発射している。

戦車装甲は複合装甲、特に正面装甲については硬化セラミックとチタン合金により圧延均一鋼板換算で1000mm相当近くまで強化されていまして、これをエネルギーで突き破るには非常に堅い合金を常識はずれの速度で叩きつけるほかないのですね、加速は火薬で行う。

発砲焔、戦車射撃迫力の瞬間なのですが閃光は砲弾を叩き出した瞬間の高圧高温の瓦斯が音速五倍の砲弾共々空気に主砲を飛び出て触れた瞬間に周辺の空気を燃焼させ、一瞬輝き、そのエネルギーは衝撃波ともなって数百メートルを隔てていても鼓膜も身も叩くのですね。

戦車というものは理屈ではわからない装備です、いや動力も照準も火力も現代科学の集合体そのものなのですけれども、この戦車というものが叩き出すポテンシャルは実際目にしますと有象無象のミサイルなどによる抑止力より、力強い、この一点で説得力があります。

機甲部隊の非日常感、戦車は一般公開で動かない状況は鉄の塊のようにもみえますし、特撮映画で模型から火花を放つ瞬間には人間の想像力を試されるのですが、戦車射撃の衝撃は音とは後ろにはあまり響かないはずですが、それを補い余りある痛みを届ける構図です。

富士総合火力演習、なにしろ普通に手にはいるカメラの一枚でもこうした日常にはない、戦車の大きさを考えればこの炎が日常にあっては困るものですが、そうした瞬間を構成します。その一端を情景に切り取りますと、妖艶というほど熱い焔の迫力を醸すのですね。

クリスマスイルミネーションの代わりというには少々迫力と刺激が強すぎるところではありますが、この戦車射撃と白リンの迫力がいままさに日本に襲いかかりつつあるCOVID-19オミクロン株の猛威を吹き飛ばすための国民自粛我慢の一助になればと思うところです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
クリスマス特集ということでイルミネーションよりも迫力の戦車射撃の瞬間をお届けしましょう。

クリスマスです。COVID-19感染拡大により自衛隊行事総崩れという中、全世界ではクリスマス中止という状況に追いやられていますが、日本では東京と大阪でのオミクロン株感染拡大とクリスマスイヴが重なってしまった構図、この不景気な機運を吹き飛ばすには。

戦車射撃、懐かしい情景です。コロナ禍下の不景気な気分も90式戦車や10式戦車の120mm滑腔砲戦車射撃と、発煙弾発射の豪快な白リン弾の輝く閃光の幕が幾分か和らげてくれるのでは、とも。2020年と2021年立て続けの富士総合火力演習一般公開中止、これは響く。

発煙弾発射は富士総合火力演習の機械化部隊による戦果拡張へ移行する機動打撃の瞬間に展開される大団円への一瞬の閃光となっていまして、実は写真をカメラでじっくり構えて仕上げようとしますと時機を逸するような瞬間なのですが、撮ってしまえばあと自由だ。

戦車と装甲車の発煙弾は、ミサイル攻撃を受けた瞬間などに戦車を視界からも赤外線探知からも瞬間的に隠す、煙覆するために展開されるもので、戦車のエンジンから発する熱をも覆い隠すために白リンが熱のカーテンを展張する、そのための装備でもあるのですが。

レーザー検知装置などにより戦車はミサイル攻撃を探知する手段があり、またもう少し進んだ装備としてロシアやイスラエルはアクティヴ式防護装置として対戦車ミサイルそのものを迎撃して撃墜してしまうような装備も、高価ではあるけれども開発しています。

120mm滑腔砲の射撃はおとというより衝撃波に叩かれる、音に包まれるというような生半可なものではありません、この迫力は体験しなければわかりませんが、それもそのはず、戦車砲弾は音速の実に五倍以上まで加速して炭化タングステン合金の砲弾を発射している。

戦車装甲は複合装甲、特に正面装甲については硬化セラミックとチタン合金により圧延均一鋼板換算で1000mm相当近くまで強化されていまして、これをエネルギーで突き破るには非常に堅い合金を常識はずれの速度で叩きつけるほかないのですね、加速は火薬で行う。

発砲焔、戦車射撃迫力の瞬間なのですが閃光は砲弾を叩き出した瞬間の高圧高温の瓦斯が音速五倍の砲弾共々空気に主砲を飛び出て触れた瞬間に周辺の空気を燃焼させ、一瞬輝き、そのエネルギーは衝撃波ともなって数百メートルを隔てていても鼓膜も身も叩くのですね。

戦車というものは理屈ではわからない装備です、いや動力も照準も火力も現代科学の集合体そのものなのですけれども、この戦車というものが叩き出すポテンシャルは実際目にしますと有象無象のミサイルなどによる抑止力より、力強い、この一点で説得力があります。

機甲部隊の非日常感、戦車は一般公開で動かない状況は鉄の塊のようにもみえますし、特撮映画で模型から火花を放つ瞬間には人間の想像力を試されるのですが、戦車射撃の衝撃は音とは後ろにはあまり響かないはずですが、それを補い余りある痛みを届ける構図です。

富士総合火力演習、なにしろ普通に手にはいるカメラの一枚でもこうした日常にはない、戦車の大きさを考えればこの炎が日常にあっては困るものですが、そうした瞬間を構成します。その一端を情景に切り取りますと、妖艶というほど熱い焔の迫力を醸すのですね。

クリスマスイルミネーションの代わりというには少々迫力と刺激が強すぎるところではありますが、この戦車射撃と白リンの迫力がいままさに日本に襲いかかりつつあるCOVID-19オミクロン株の猛威を吹き飛ばすための国民自粛我慢の一助になればと思うところです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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