田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

初夏の装いには似合わない 冷たい風 

2010年05月13日 | 日記
5月13日(木)  晴れ   北からの風に走る雲 午後には快晴となる

陽も高くなってから“寒の戻りはど~だった?”とか“霜は降りたのか”などは聞くわけにはいかない。
農業生産者っていうわけではないが僅かな食料ながら自家菜園の発芽に影響しているかが気になる。
東の窓からは雲の流れに遮られながら、浅間山が見え隠れするの噴煙が勢いよく出ているのが見えた。


集落のほとんどの家で米を作っているがその多くはこの圃場整備が整った田で耕作している。
3日前から水が入り始め大方の田に水が張られた。
この姿を見ると世界が変わったように見えて、俺のような稲作をしていない者でも居心地がよくなる。
水が張られカエルの鳴き声が賑やかになると生命の息吹が蘇るきがする。


午前中はPCに向かいテープ起こし・・・・・
テンションが下がったままで録音を聞くのはシンドイ・・・
たまっては大変と打ち続けるがタイプミスが多いのが気になるところ。
速度を落としての再生は少少呂律がおかしくなる。
我が身の将来を耳にするようなこと続く訳がないことはハッキリとしている。

昼飯を終えて外仕事をざっとこなしてから庭を一回り・・・・・
ヤマブドウの新芽がこのところの低温障害にやられなければよいのだが。。


気怠さを払拭させるために裏山に登る。
途中では春になりきらない頃から咲いていたオオイヌノフグリにヤマトシジミが止まっていた。
この花に蜜?が有るのだろうか?それとも、単に水分?それともミネラルの補給だろうか?
花の名前に拘るわけではないが・・・少少気になるヤマトシジミだ。


いつもより奥へ歩いてみると唐松林の足元には派手な黄色いヤマブキが辺りを明るく照らしていた。
このヤマブキは八重咲きの花には種はできないとされているが、一重のこの花には種があるのだろうか?
白い花が咲くヤマブキは一つの花で4つの種ができる。
しかも其れのほとんどが芽吹きを容易にするのだが・・・黄色い一重は山の斜面のどこにでもあることから
種ができるのだろう・・・・この原色の黄色い花は山で見ると元気がもらえる。
        

山吹を振り向きざまに写して更に進むと今の山吹の塊の端っこには次に咲くツツジが濃い色の蕾を今にも開くように待機していた。
自然界の片隅、しかもこの集落を囲むようにあるこの道は嘗ては水路が流れていたという。
ツツジがいつ頃からここで咲いているのかは定かでないが毎年5月の半ば過ぎに紅の姿を見せてくれる。


少しだけ奥へ来すぎたかと思ってると右手の脇から視線を感じた。
裏山の低い山とはいえ上空では松が風を切る時代劇のような音がしているところへ視線を感じるのは穏やかではない。
もしや、鹿か?狐?それとも・・・とカメラのレンズを向けながら振り向くと・・・・
マムシだった!!
まともに目線を合わせるとマムシ草にしては色が薄いようなきがする。
頭を持ち上げた中を見ると黒いシベ?が見えるので、正真正銘のマムシだった。


蛇は苦手中のニガテって言うことで、変なヤツと目を合わせてしまった。
気分的に戻る気がせいて幾分早歩きになっているが、足下ばかりを気にしながらやっとのことで開けた所へ出た。
太陽の光線は既にここには届かないが上空の青空に映えているのがアケビの花だ。
目の届くところに蔓は見えないのでだいぶ遠くから空中を伝わって来ているのだろう?
秋になるのが楽しみだがここでも5枚葉のアケビが主流のようだ。
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