田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

蝶も花も 初夏の装いに合わせて

2010年05月16日 | 日記
5月16日(日) 晴れ  遠くがボンヤリとしているが 暖かさが戻る

数日ぶりに暖かさが戻った午後、裏山へ散歩へでた。
ヒメジヨン?それともハルジヨン??だろうか・・・・
貧乏草と聞き覚えていたが信州で見ると可愛い花として風格すらあるように見える。
蕾の時には濃い紫ピンク、花が開くと白く変わる。
ハルジオンとヒメジオンの見分け方は軸を切り取って見て中空か否かで別れると言うが・・・
この花、ハルジョオン(春女苑),ハルシオン(春紫苑)は牧野富太郎の命名と言う。
詳しくは下記サイトに記されているが、貧乏草と言うのも東京での呼び名なのだろうか?
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Harujion.html
まだまだ蕾が多いのに切るまでもないことだろう。。


庭から山へ向かう道に出るところでシジミチョウを見つけた。
翅の縁で太陽光線を反射させながらじっと止まって動かない。
まだ羽化したてなのだろうか?


翅の表を見せて欲しいとレンズを近づけるとヒラヒラと飛び上がり近くの幅の広い草に止まった。
深呼吸でもすかのように翅をゆっくり広げ閉じることを繰り返した。
“ツバメシジミ”の表の翅色が濃いのは♀だと去年図鑑で見たことを思い出した。


裏山へ登る道を歩くとトゲトゲなオニアザミの葉にモンキチョウのペアがいた。
黄色いのが♂、青味かかった黄色い方(左)が♀なのだろう?
彼らの卵はどの草に産み着けられるのだろうか?


頂上近くまで登ると目の前のコンクリートに突然舞い降りた蝶“ベニシジミ”
ヤケに小さい秋に見る姿よりもだいぶ小さいように思うが・・・・
この手の蝶は羽化した後に食べ物で大きさが変わるなどは聞いたことがないが・・・・
今年初めて見る姿が色が濃く新鮮な感じがしたが、瞬間的にどこかへ飛び去った。


裏山に登り更に奥へ行くのだが、目的は桜だ。
このところの寒さで蕾が開かないままに数日を過ごした。
今日こそはと近づくと花を開いてくれた。
昨年は背の高い木しか見つけられなかったが今年は手が届くくらいの樹を見つけておいた。
“ウワミズザクラ”白い猫のしっぽのような可愛い花のだが・・・・
強い風に枝が揺れてカッキリしたピントが合わない。


手を伸ばして枝を押さえながら間近で写すとサクラと言うことがわかる。
五つの花びらにシベがハッキリとして美しさと言うよりも気品を感じる。
これと似たもう少しゴツイ感じの花が咲く樹があるがそれは、イヌザクラと言うそうだ。
今年は写真を撮ろうとしたが暴風雨の翌日だったので花が痛んでしまったので来年に持ち越した。


帰りはいつものように道をうくのではなく、長靴を履いてきたので獣道を降りることにした。
この裏山には誰が植えたのでもない“ツツジ”が咲き出している。
人さまに見せるわけでもないのだが、公園に咲く人工的に交配したツツジよりも尊厳を感じる。
ツツジ越しには下の水田でトラクターのうなり声が聞こえてくる。
このような景色を堪能できるのは田舎暮らしの特権だろうか。。
        
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