田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

庭の鉢植えも9月を迎え 色がわり

2012年09月02日 | 日記

9月1日(土)  晴れ 曇は多いが 太陽が照る 午後は風と雲 夕方から雨

春から夏まで庭に咲く花たちは白が多い、玄関周りの鉢植えもブルーと白の花が多かった。9月に入り朝晩の空気は一段と涼しさを増してきたためか、いままで目立たなかった赤色系の花が主役に入れ替わったようだ。

このところ急に目立ち始めたのが、メッドウーセージ、ドギツイほどの濃い青紫から妖艶な老獪と訳の分からぬ花の雰囲気を醸し出している。これも花に近づくと判るのだが、俺が覗き込むと、ウツボが大口を開けて今にも俺を喰わんとするかのように迫ってきた。

 

春先から5月の末まで家の中で200以上も花を魅せてくれたがシクラメン、花が終わると外のヒカゲにだし水も殆どやらずにおいた。しかし、8月の終わりから葉が出始め、9月になった今日には4つの花まで見せる。狂い咲きなのか、それとも極上のサービスなのだろうか。

サービス精神旺盛と言えば、源平葛は凄い、初夏に花を開きだし、その勢いを保ち続けて今でも次から次へと花を開く、顎が白く花ビラが赤い、シベは長く先に花粉袋を付けているが、これが弾けるとシベはゼンマイのようにクルクルと巻き戻る。こうして見ると源氏と平家どちらも勝ち負けは付けがたい。

赤い花が目立つが、脇では俺も写せと言わんばかりに頑張っているのがいた。花は盛りを過ぎているが、常に脇役のミズヒキ。それでもごま粒ほどの小さな塊もしっかりと花を開く。ハナビラは深紅でシベは白い。可憐さながら此処まで見られることは余ないのだろう。

昨夜は満月、純白の花を葉陰で開いた月見草、陽が昇る頃には別れを惜しんだのかハナビラは術に色に染まっている。この花は不思議な花、月の明かりには正面の姿を見せるが太陽には一切花を見せず背を向ける。陽が高くなるにつれ、花は皺を深くしてやがては萎んでしまう。しかも、次の月が昇ってもこの花は顔を見せることはない。一夜の思いを花芯に閉じ込める貴重な存在なのだろうか?

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