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Jリーグの話題110

2016-07-21 00:01:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今日、今年一番の大きなニュースが各マスコミに登場しました。あの日経新聞朝刊にも「Jリーグ放映権2000億円 スマホやCS 英社と10年契約」というタイトルの記事が1面トップに出ました。当ブログでは前々から認識していた情報ですが、改めて日本サッカー界にとって、大きな転換期に入ったなと実感。以下、抜粋して紹介。
        
 Jリーグはパフォームグループと’17年から10年間の放映権契約の締結で合意。Jリーグが受け取る放映権料は総額2000億円超で、日本のスポーツ放映権としては過去最大。スマホへの動画配信が急増し、プロスポーツのコンテンツの楽しみ方が変わる転機に。

【NTTと技術提携】
 Jリーグはパフォームグループは、動画配信を強化するためにNTTとIT活用で提携。消費者はスマホで高精細動画を視聴でき、人気選手を追う新たな映像も利用可。パフォームがJ1からJ3全試合を放映権を獲得。対象はネット配信やCS放送等。年間10試合以下の地上波放送や、BS放送等は対象外。
 パフォームは自社のサイトの生中継サービス「DAZN(ダ・ゾーン)を日本に導入。全試合を生放送し、料金は今夏に公表。著作権はJリーグが所有し、パフォームの了解のもとで独自に動画を編集し、地方局等に販売も可能。
 年間の放映権料は段階的に引き上げる契約で、年平均で200億円強。Jリーグは放映権料の増額で、各クラブへの分配金の増額や、育成事業の充実化に着手。
 放映権料の高騰の背景の一つにスマホへの動画配信の急増。スポーツをスマホで観たい消費者が世界規模で増加。英プレミアリーグは年3000億円と高騰。Jリーグは東南アジアでも視聴者の増加があり、パフォーム側は相対的に割安と判断。
 両社はリアルタイムでの試合配信を強化するために、NTTと技術提携。スタジアムに設置した特殊カメラで人気選手の動きのみを追う映像など、従来のTV放送では見られない動画を製作。将来は仮想現実(VR)映像の配信も検討。スタジアム全体に公衆無線LANを張り巡らせるなど映像提供に必要なインフラ整備でも協力。

 パフォームグループは、世界約100ケ国でスポーツ専門のコンテンツ配信を実施し、世界最大級のデジタル映像サイト「eplayer」やサッカー専用ニュースサイトが傘下にあり、映像番組の製作やデータの収集・分析にも強い。
 国内スポーツの放映権に関しては、Bリーグとソフトバンクの間の総額120億円(推定)の4年契約を締結。ソフトバンクもスポーツを「キラーコンテンツ」として強化する方針。
          
【Jリーグ メリット多く ファン開拓 自由に動画活用】
 サッカーの国内リーグで放映権をネット事業者に委ねたのは世界初。この挑戦で様々なメリットを獲得。今まで伝えられなかった、ライト層への年間を通じたJリーグのストーリーを、今後はスマホ等への配信により、いつでもどこでも何度でも安価で視聴可能になるため、広く伝える事ができるとJリーグは期待。
 従来はJリーグ、クラブが試合動画を自由に配信できなかったが、今回の契約で動画の権利をJリーグが所有するため、リーグ、クラブ、スポンサーが自由に使用可能に。世界的なノウハウや最先端技術をパフォームに提供してもらうことで、新規ファンの掘り起す魅力づくりにも貢献。
 J1とJ2の配分金比率を広げた余剰金をJ1に厚く分け、成績等に応じた配分比率の傾斜を強化が可能になり、世界的なメジャークラブを育成する契機に。
 '14年に関心度の低下等で収入減が見込まれたために、一部ファンの反対を押し切り、昨シーズンから2ステージ制とCSの併用に踏み切ったのは、有力コンテンツを作って、収入減を避けるための苦肉の策。今回の高額契約でCSの続ける理由は消滅し、理想型である1ステージ制の復活のタイミングを得た事になると締めくくっています。

 という感じでした。さっきも報ステで大きく流れましたが、マスコミにとってインパクトが大きかったようです。今日の記事は長くなったので、この辺にしておきます。思うに、今回の快挙はJリーグの努力も大きかったのでしょうが、一番の功労者は村井チェアマンだと思います。この方がトップにいるから、契約年数も当初の5年から10年に伸びたのではないでしょうか。いろいろ報道を読んでいると、本当にメリットが大きいようです。それらの良い点については、今後じっくりと語っていきたいと思います。第2のJリーグバブルで、10年後に弾けないようにこの10年でしっかりと成長していかなければなりません。大きな契約とともに大きな責任も背負い込んだと思います。
 日本サッカー界は金儲けに徹してはいけません。サッカー人口を増やし、観客数を増やし、社会の一員として入り込んでいかなければならないと思います。そして、もう一つ。強くならなくてはいけません。そのためにも今回のご褒美を有効活用して欲しいと思います。
Jリーグ組織問題関連 (その他):32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /

 話は変わり今日、Cスタで開催されたファジのホーム横浜戦に行ってきました。その模様は明日。

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