フリーター、家を買う。 作:有川 浩
面白かった
すがすがしい気分で読み終えた
実に冴えた、読後感の爽やかな物語でした
心にしみるといっては、大げさでありますが、
ほのぼのとしつつ、大きな優しさと、過剰ではない厳しさが同居していて
読んで和んだ一冊でありました
ぼやぼやフリーターしていた男が、
自分の現実と向き合って成長していく
平たくいうと、こんな話なのでありますが、
切っ掛けで、大きく変わることができるという
この羨ましさというか、若干、出木すぎじゃないかと
成長っぷりの素晴らしさに慄いてしまたのであるが、
それはそれとして、こういうお話は
なんだかいいなぁと思わされるのでありました
自分に置き換えるなどと、愚かしいことをするはずもないのですが、
うらぶれた状態から、改心して、それによって事態が好転する
本当に世の中そうだったらいいのにと
何か、斜に構えて言ってしまいがちだけども
そういう気持ちも抱きつつ、こつこつと積み重ねて
やがて大きくなっていくというのが
なかなかどうして面白くて、こういう系統は
好きなんだなと自分の嗜好を思い知るようでありました
全体的にいろいろと優しいと
思わされてしまうんだが、案外人生なんてそんなもんで
ひがんでいるときは、何もかもがうまくいかないようであったり
そういうのが、回りではなく自分であると
気づけていない状態なのかもなんて、慰めてみたりできて
弱っていると心にきく小説であったと
思ったのでありました
しかし、家を買うという一大事についてはともかく、
目的をもってカネをためようというのは
非常に強力なモチベーションだよなと
今更ながらに思ったりして、昨今そういうのが
自分に足りてないんじゃないかと
物語の主人公たりえていない状況に思ったりと、
数行前に、自分に照らさないといった嘘を暴露しつつ
ともあれ、こうあるべきではないかと
読書の影響を、よい方向へもっていきたいと
思わされる一冊
心地よく読み終えたのであります
面白かった
すがすがしい気分で読み終えた
実に冴えた、読後感の爽やかな物語でした
心にしみるといっては、大げさでありますが、
ほのぼのとしつつ、大きな優しさと、過剰ではない厳しさが同居していて
読んで和んだ一冊でありました
ぼやぼやフリーターしていた男が、
自分の現実と向き合って成長していく
平たくいうと、こんな話なのでありますが、
切っ掛けで、大きく変わることができるという
この羨ましさというか、若干、出木すぎじゃないかと
成長っぷりの素晴らしさに慄いてしまたのであるが、
それはそれとして、こういうお話は
なんだかいいなぁと思わされるのでありました
自分に置き換えるなどと、愚かしいことをするはずもないのですが、
うらぶれた状態から、改心して、それによって事態が好転する
本当に世の中そうだったらいいのにと
何か、斜に構えて言ってしまいがちだけども
そういう気持ちも抱きつつ、こつこつと積み重ねて
やがて大きくなっていくというのが
なかなかどうして面白くて、こういう系統は
好きなんだなと自分の嗜好を思い知るようでありました
全体的にいろいろと優しいと
思わされてしまうんだが、案外人生なんてそんなもんで
ひがんでいるときは、何もかもがうまくいかないようであったり
そういうのが、回りではなく自分であると
気づけていない状態なのかもなんて、慰めてみたりできて
弱っていると心にきく小説であったと
思ったのでありました
しかし、家を買うという一大事についてはともかく、
目的をもってカネをためようというのは
非常に強力なモチベーションだよなと
今更ながらに思ったりして、昨今そういうのが
自分に足りてないんじゃないかと
物語の主人公たりえていない状況に思ったりと、
数行前に、自分に照らさないといった嘘を暴露しつつ
ともあれ、こうあるべきではないかと
読書の影響を、よい方向へもっていきたいと
思わされる一冊
心地よく読み終えたのであります