CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHKスペシャル  食の起源

2020-03-11 21:16:38 | ドラマ映画テレビ感想
4回くらいのシリーズだったと思うのですが、
なかなか面白かったのでレビウをメモっておく次第

食べるということにクローズアップした内容ながら、
自分も年齢を重ねたせいであろうが、
健康関係の話を聞いて、なるほどと
食生活を、この番組にあわせて変えてみる試みをしたり
なかなか楽しく過ごしたのでありました

心に残ったのは、
現代人は塩を取りすぎ、酒は毒、脂は魚から摂取せよ、
そして、美味いものは苦味と匂い

ごく当たり前の話ばっかりだったけども、
これが、どれくらいその言葉の通りかを
みっちり描いていたので凄い面白かったのでありました
特に、脂の話がよろしくて、前々からなんとなし
脂を魚から摂取したいと考えていたところ
それが正しいと後押しされたようでもあって
凄いよかったのでありました
しかも、マグロ二切れからでいいとか、優しい、
なんて思ったりして
高くてなかなか手を出していなかった刺身に惜しげもなく散財してみたり
なかなか影響を強く受けているのでありました

そんな中、塩の話も興味深いところで
基本的に現代人は取りすぎである、そして、とることを本能的にとめられない
そんなのをどうやって制御するか、その正解は出てこないけども
少なくとも、塩を使わないで食べるという意識付けはできたようにも思えて
なかなかよかったのでありました、
これは脂の話とも一緒なんだが、結局、外食するとどうしても
そこにそれらが入っているのが当たり前だから
最終的には自前でなんとかするしかないなと
昨今、自分の中で流行が続いている筋トレのそれと一緒で
最終的には自分でどうかするしかないと
思い知ったりしたわけでありました

まぁ、それはそれとしつつ、
食べ物の面白さについて、大きく感じ入るところがあったりして
単純に、楽しいテレビだったと
久しぶりに満足して見終えたのでありました

年末台北台中高雄旅行 11 打狗英国領事館文化園区

2020-03-10 20:56:03 | 年末台北台中高雄旅行(2019)

フェリーに乗ってまた、西子湾側へと戻ってまいります
レトロなフェリー乗り場の建物がかっこいい



無事帰港しまして、ちょっと珍しかったので
ガチャポンが置いてあるというコーナーを見てきた
中身は、日本のそれとほとんどというか、まったく変わらず
あんまりそういうプライズに興味がないのでピンと来なかったんだが
台湾ぽいのがあったら、やってもよかったかな
でも、一回幾らだったのか、それすらも見てなかったことが悔やまれるのである

さておいて、ここから、西子湾のMRTまで戻って、
鉄道博物館から、第二芸術特区くらいをぶらりしようかと思っていたんだが、
タクシーに乗って、文物館的な単語を伝えてみたところ
何を思ったか、あらぬ方向に走り出す、あれ?と思って
気付いてみたら、打狗英国領事館文化園区に到着
ああ、文物館といえば、そりゃこっちになるわな
しまったと思ったが、タクシーから降ろされてしまって
まぁ仕方ないととりあえず散策


以前に一度来たことがあるが、
物凄い山を登らないといけないので
正直年寄りには無理だろうと、願いをかけてエレベーターとかないか探すが
当然のように見つからない、参ったな…
思いつつも、先ほどまで訪れていた旗津半島のほうを眺め見やる
両親にあれこれ説明してみたが、意外といけそうな気がする、
二度とくることがないだろうから行くべしと、
老い先の短いものの決意にあてられて上っていくことに


裏手側から上り始めたので、急な階段がずっと続いているんだが
以前表のほうから、長い山道登ったのと違って
これだと確かに急斜面だけど、道程が短いので上れるかもと感じるところ
両親も、ひいひい言いながら無事上ってきて到着
ここで、入り口近くに怪しげな兄ちゃんがチケットあるよーと
ダフ屋みたいなことしていて、それを購入してしまう、
人のよさそうな兄ちゃんという、見かけに騙されたというか
信じたのでありますけども、入場料が3人で200元でよいとのこと、
確かに1人正規なら100元だったので一人分浮いた
チケットは、どっかで配布された無料券のようなものだったのだが、
そういうのを集めて日銭を稼ぐということが、
普通に営まれているということかなと、あまり深く考えないことにしておく
チケット売り場の目の前で商売してんだから、兄ちゃんがたくましいのか
そういうものなのか、考えさせられたのでありました


本当に入れるかなと半信半疑だったけども、
普通に入場できて、さらに、25元の割引チケットも手に入り満足
とりあえず、領事館見学をスタートでありました


到着時間が夕方ということもあったので、アフタヌーンティーなんかしている人たちも
そこそこおられまして、ちょうど夕陽が沈み、夕闇がやってくる
いい雰囲気の眺めを堪能していました
この日は、曇り空だったので夕陽が見られなかったのは残念なんだが
館内のおみやげ物屋やら、あれこれを散策して楽しむ


絶妙というか、いい雰囲気のそれこれを堪能、
お土産もあれこれ物色していましたが、金額が折り合わず断念
まぁ、帰りの道を考えるとあんまり買うのもなぁというところである
エレベーターなりつけることはできないのだろうかな


そして、ウーロン茶と紅茶を購入してしばし休憩、170元なり
夕方になってちょっと気温が下がってきた感じが心地よくて
ステキだわと思っていたんだが、
少し暗がりに入ると、物凄い大量の蚊が襲ってきて衝撃だった
年末に蚊に襲われるとか悪夢もたいがいにしろ


遠くに高雄85のビルが霞んで見える
そんなのを楽しみながら、のんびり見学して、そろそろ夕飯のために移動をと
表のほうから歩いて降りていくのであります

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【読書】罪と祈り

2020-03-09 20:59:41 | 読書感想文とか読み物レビウー
罪と祈り  作:貫井 徳郎

非常に面白い、推理サスペンスを堪能した
充実したというべきなのか、だんだんと明らかになっていく事件の姿が、
とても丁寧で重く、派手な展開ではないのに、
引き込まれて、その辛さのようなものに巻き取られていく
そんな読書体験となったのでありました
面白かった

父親が突然殺された、
その真相を解き明かすために、様々な推理と、父親の道程を探ることを続けていく、
そんな按配で、刑事でも探偵でもないものが真実を求めて、
そこにたどり着いていくという筋書きで、
事件の様々なやりとりも面白いんだけども、
過去と現在をいったりきたりする物語が、
だんだんと真実に収斂していくのが楽しい、そんな読み心地でありました

物語にかなり没頭してしまったので、
もしかしたら、推理が飛躍しているんじゃないか、
過去の出来事を、別章として読んでしまっているから、
本当に暴いてそこにたどり着いたのか、
なんか、都合がよいことがあったりしないかとか
あれこれ考えてしまったのだけども、
こういう物語を書くという行為自体が凄いなと
物語に没頭しながら、構成について思い至ったりしたのでありました
このあたり、情緒よりも理路というか、骨の太い事実が積み重なっていく展開に
あるゆえんかもしれないとか、一人ごちてしまうのであります
ようは、丁寧で地味で人間模様の難しさとかよりも、
ある事件に対する立場や考え方がすっきり説明されているせいで
思わされてしまうのかもと感じる次第なのである
穿った見方だとわかっているんだが、男性作家という感じがする
強力なコテコテ感があった

最後の余韻がいい塩梅で、
完結しているのに、そのエピローグを読みたいと
切望したくなるようないい引き際が
際立って楽しかったと思える小説でありました

人間ドラマを描いていない的なことを書いてしまったけど
当然そんなはずもなく、このやりとりが凄く人間臭いんだけども
なんといえばいいか、どこか理屈めいたというか
かっきりとした構成を読んだと思ってしまう
力強い小説でありました

麒麟がくる  同盟のゆくえ

2020-03-08 20:54:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了しました
信長の顔見世会かと思ったけども、
それ以上に、斉藤家の中身の騒動を描いていましたな
土岐のぼんくらっぷりというか、
ちぐはぐな感じが
まぁ、視聴者として、未来人として、先を知っているからこそか
軽んじて見えてしまったのであります
この義龍もダメな感じだなぁこのままだと

可憐な帰蝶様という感じで、
物凄いヒロインっぽく退場ではないけども、
いい塩梅でお駒ちゃんと女子会しているのは
正直どうかと思うんだが、まぁ、可愛らしいしいいかと
のんびり見守ったのであります
まぁ、そういうわけだからなのか、
さっさと本当の嫁さんが出てくるようなので
このあたりは、テンプレなのか、
はてまた、交代による悲劇の一環なのか
わからんが、まぁ、とりあえずひと段落したようなのでよしとするのである

もうちょっと信長が描かれると期待していたけど
さほどのこともなく、どうやら次回からといった感じなんだなと
肩透かしをくったようでもあるんだが、
とうとう、菊丸の正体が明かされるくさい感じで、
楽しみなのでありました
それもフェイクで、大阪方の二重スパイというのが
個人的に一番期待している内容なんだが、
大河でそこまで、無駄に凝ったことせんだろうかな
三河モノだとしたら、それはそれで、
なんか残念だと感じているところであります

相変わらず正論というか、自分の思うところで生きる
結構危うい光秀の生き方が
今後も、綱渡り的に進み、そして、最後に踏み外す
そんな話なのかなと、楽しんでいくのでありました

年末台北台中高雄旅行 10 旗后観光市場と離れ堤防

2020-03-06 20:47:42 | 年末台北台中高雄旅行(2019)
カラスミ含めて、みやげ物を探そうと先を急ぎます

名物のイカだの、魚だのの団子串含めて
あれこれと売っている屋台、安いんだがおなか減ってないのでパス

あまり歩かせるのもよくないということで、
老街をぶらっとしたあと、みやげ物の集合施設であろう
旗后観光市場へと向う、ここは初めてだが、まぁよくある市場であろうと
高をくくって近づいていく


海岸線近くにあるモニュメント、使徒か?
もしくはグーグルマップのアレか?

旗后観光市場


中に入るとこんな感じ、活気あふれるみやげ物ストリートという感じ、
市場という名前なので、食料品もそれなりに販売されていましたが、
やっぱり大半は観光向けのお土産、でもかなり安いと思われる
カラスミないかと探してみたんだが、案外、カラスミは置いてなくて
ぶらぶら物見遊山しただけで終わってしまった
そういうものは専門店で、というか、海産物ストリートのほうにあった
あの店で買えということかと思ったりする


浜辺でたたずむわんこ

結局、両親がばら撒き用のみやげ物をいくつか買っただけで退散
なかなか面白かったんだが、目当てのカラスミはなかったので断念
両親の中では、高雄よりも台北の迪化街で探すことにしたらしく
あとはせっかくだからと海岸線をのんびり歩こうと移動


海岸線沿いに咲く浜木綿、アマクリナムだったか、そんな名前だな


空がちょっと曇ってきているのでありますが、
前々から気になっていた、海岸線から伸びている謎の堤防まで
せっかくだから歩いていってみることに
写真で見ると、あんまりだが、奥の平地が堤防っぽい
そこまで、海岸線が延びているんだが、これが時間とともに沈むようで、
まさに沈みつつある時間帯でありました

砂浜が重くて靴を脱いではだしで歩いていったんだが凄い疲れた
両親は、面倒くさいという理由で、海の家ではないが、
座れる場所で待たせておくことにして一人でもくもくと歩いていく


結構な時間を歩いたし、思うところはたくさんあったんだが
写真は全部一緒で、ひたすら、この砂浜を歩いているだけで
間が持たないといった具合なんだけども、
海水浴場でもあるためか、若い学生と思しき男たちが
半裸で走り回っているのが印象的でありました
あれは部活かなんかだったんだろうか、国柄関係なく
男子学生はバカだなぁと、微笑ましく見守ったりする


無事到着して、堤防の上から海岸線のほうを映すとこんな感じ、
実は既に、潮が満ちてきていて、道がなくなりかけている
まずいじゃないかと思いつつも、せっかくやってきたからと思わず眺める時間をとってしまう


左右を見渡すと、こんだけ湾曲しているのもわかる
以前に高台の砲台跡から見たとき、この地形を覚えていたが、
風は気持ちよく、釣り人みたいなのもいたりして
なかなか面白かったのでありました
堤防は、そこそこの高さで、正直危ない、へろへろになってたどり着いて上ったが
カメラ片手で上るには危険極まりない感じだったので
行く際は十二分に気をつけていただきたいと思うところ
まぁ、看板で上るなと書いてあったようにも思うんだが
誰も守らずに上りまくっていたので、とりあえず読めなかったことにしておく

何か得るものがあったかといわれると
特に何もないんだけども、非常に満足したのでよしとして
また大変な思いをしつつ無事戻り、両親と合流してフェリー乗り場へと戻ったのでありました


戻るすがら、痩せた猫の後姿
台湾で痩せた猫を見ると、台湾だなぁと思ってしまうクセがついたな

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【ドラマ】Wの悲劇

2020-03-05 21:29:39 | ドラマ映画テレビ感想
NHKリバイバルドラマという
新しい枠なのか、ジャンルなのか
よくわからんまま見たんだが、思いのほか面白かったので
メモっておく次第、題名だけは知っていたんだが
中身は初見だったので、以前のドラマ化や映画化がどうであったか
興味がわいたのも確かでありました

話としては、二重、三重構造の推理小説で、
なるほど、そういう感じかと、出オチのポアロ形式かと思いきや
本筋は別に隠れていたというのが面白かった
そりゃそうだよなというくらい、稚拙とは言いがたいが、
トリックを素人が一生懸命作って、
あれこれ口裏あわせをするというのが序盤に出てきて
そんなのでなんとかならんだろうと
訝しく見ておりまして、正直、そのあたりでドラマ切ろうかと思ってしまったんだが
見ていれば、当たり前のようにボロが出て
あれよあれよ、というか、裏切り者が出てきてのあたりから
急激に面白さが増してきてと
まぁ、見事にやられたのでありました

様々な怨恨やら、もつれもふまえつつ
最終的には、遺産目当てのお金によるそれだったというのは
なるほどと思うところもありつつ、
ああいった、家というものがクローズアップされる遺産事件というのは
現代でもまだあるのか、でも、共感を呼ぶことが
昭和の頃より少ないだろうなと思ったりしたのである
さらっと、昭和と書いたけど、前のドラマは平成にやってそうな気がするな
まぁ、いいんだが

と、その昭和っぽいといってしまいたい、この
どことなく古臭い感じが、あんまり合ってないのかもと
見ていて違和感として覚えた部分でありました
リバイバルものの現代版というのは、いつだったかの、
白い巨塔でも感じたところであったけども、
当時の雰囲気にひっぱられてしまうと上滑りしてしまうというか、
いっそ、それなら、その時代設定のままでと思ったりするところ
いや、実際は当時設定だったのか、ちゃんと見てないのも酷いなと
思ってしまうのだが、ともあれ、なんか、展開というか、
雰囲気が古い感じに無理やりあわせているようなちぐはぐを感じてしまって、
乗り切れなかったというのが正直なところでありました

話はかなり凝っているから面白かったんだけども、
土屋太鳳は好きなんだが、この役については
あんまり合ってなかったかもなと思ったりしたのでした
いっそ古くか、いっそ新しくの
どっちかで見たいと思ったのであります

【読書】AIに負けない子どもを育てる

2020-03-04 22:10:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
AIに負けない子どもを育てる  著:新井 紀子

前作が面白かったので続編にあたるであろう本作を読みました
タイトルからだと、AIについて語っていそうなんだが、
実際は、AIという単語にあまり意味はない(とは言いがたいのだけども)、
昨今問題となっている、読解力の低下について
どうしたら、それを回復させられるか、
あるいは、判定できるのかといったところについて
RSTなる方法を紹介しながら、
その実践と、研究がわかりやすく記されていました

AI研究の中で培われた、AIにはできないこと、
人間が得意な部分というものについて、
つきつめていくと、それは読解力に通ずるというお話で、
ある文章を読んで、それが何を意味しているか判別できるか
そこが、大変重要であるというお話でありました

目からウロコといっていいのか、
確かに言われてみると、そんな感じだなと
思い知らされるように、RSTの設問もいくつかあって、
見事にひっかかってしまったり、
さらっと読むだけだと、人間は単語しか目に入れないから
ちゃんと文章を読んで、意味を吟味できていないというのが
体験できるのが凄く楽しかったのでありました

論理力と呼ぶべきなのかわからないのだけども、
教育分野では、国語の内容に、論理国語というものが増えるんだそうで、
確かに、国語がちゃんとできてさえいれば、
ほかの学問も、本当に学ぶことができる、理解することができると
思わされたりしたものでありました
理系、文系という区分けが、やはり意味を成さないのではないかと
昨今うたわれているところが、よりはっきりしたようにも思うのであります

文章の論理構造とか、そういうものに着目しているのがポイントではあるんだが、
同じようなことを違う言葉で書かれていて、それが同じだと判別できるか、
そういう問題が非常に興味深くて、
こういうのは、やっぱり数学の領域のような気がするなぁと
実際著者が数学畑の人だということもあってか
想いがいたってしまったのだけども、
比喩や、修飾語といったものが、観念的なそれではなく、
ちゃんと理路整然としているかどうか、
そこは、理系とか文系とか関係なく、共通のものなのかもなと
思ったり感じたりしたわけでありました

この教育研究は、凄くよいものだと
ひしひし感じつつ読み終えたのでありますが、
自身が向上しようと思ったとき、こういうことを積み重ねることが
ひとつ、重要なのか、そういう思いが重要なのか
あれこれ、考えたのでありました
まだ、手に入れられるのだろうかね、
ちゃんとした文章を書く力を

年末台北台中高雄旅行 09 鼓山輪渡站から旗津半島へ

2020-03-03 21:27:33 | 年末台北台中高雄旅行(2019)
タクシーで新左営へ移動し、地下鉄に乗り換えることに

新左営站で見た謎のモチーフ
ところどころに、突発的なアート作品が点在するのが
台湾の面白いところであるな
最初、無造作に古くなった踏み切り置いてあるのかと思ったけど
そんなわけねぇわと思いなおした次第


相変わらず人気のたかめガール
というわけで、MRTであれよあれよと移動、
本当は、左営から台鐵で高雄までいきMRT乗り換えとか思ってたんだが、
タクシーが、高鐵のほうへと移動してしまったので仕方なく地下鉄ノリノリで移動
美麗島で乗り換えて、西子湾まで行き、さらにそこからフェリー乗り場まで歩きます

年老いた両親をあまり歩かせるのはどうかとも思ったが、
西子湾から鼓山輪渡站の微妙な距離、
15分くらいと見積もって歩かせてみたんだが
まぁ、終わってみれば、なんなく歩けたのでよしとするところ
いかにもな台湾高雄の町並みをゆるゆるし
無事フェリー乗り場に到着



父親とはかれこれ3回目の渡島となってしまうが、
母親がいたく気に入ってよかった
やっぱり、遠出してフェリーに乗るというのはイベント感が強くて
好感を呼ぶようでありました
海風も臭いわけではないので、ほどよく楽しみつつ渡っていきます


高雄熊の船、可愛いと思えるようになってきた

いつものように見える英国領事館跡、
こう見ると結構な山の上だよなと思うところである
乗って15分ほどで早くも到着
わいわいと、みんなで下船し、旗津半島を歩きます


半島側のフェリー乗り場、
こう見ると趣深い建物で結構好きだ


現在、旗津天后宮は工事中のため簡素な建物でとりあえずお参り
それでも人気スポットなのか、人ががやがやと出入りが激しかった


謎のお菓子売り
ゆっくりと足踏みしているわけでもないんだが、
体をゆらゆらさせたりしつつ、鈴をちゃりちゃり鳴らしていた
中の人がどれくらいの頻度で交代しているのかわからんが
帰りにもまったく同じ姿で、同じテンションで立っていたので
衝撃を覚えたのである
買わなかったけど、あの労力というか、色々考えると
買ってあげるべきだったんだろうか
でも、何売ってたんだろう(ちゃんと見てこい)

今回、両親としてはカラスミを買いたいという話だったので
こちらでよいものがあればと見にきた次第
早速に歩いていると、屋台を発見して見物見物

烏日子(ウーリーツ)ことカラスミ
我が家はほとんど酒を嗜まないのだが、先日とある料理屋で、
薄いお餅にカラスミを載せて炙って食べるというのを味わって
いたく感激したため、自宅でもできないかと探しに来た次第
良し悪しもわからなければ、イロハもさっぱりなので
とりあえず値段をじっと見て、安いだの高いだの言いながら歩くのであった

一軒目はこんなところでと、せっかくだから、
一度も行ったことなかった、市場というか、みやげ物ストリートを歩いてみようと
ぶらぶら海岸線へと抜けていくのである

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【読書】お金の流れでわかる世界の歴史

2020-03-02 21:19:16 | 読書感想文とか読み物レビウー
お金の流れでわかる世界の歴史  著:大村 大次郎

タイトルの通り、世界の歴史を経済というか、
お金の流動によって呼んでみた本でありました
いかに世界が、貧困や、格差によって動乱を起こしてきたか
その繰り返しであるかが、わかるというか、
まぁ、本当ならと前置きをしたくなってしまうんだけど
大方そうなんだろうという
資本の多寡による部分が描かれていて興味深かったのであります

原初の貨幣が始まるあたりからスタートして、
最終的にはリーマンショックあたりまでという感じになっていまして、
金本位制や、宗教とのかかわり、大国の思惑なんてのが
経済、ひいては、冨の集約によるところを説明していて
なるほどと、いちいち頷くような本でありました

世界史という観点ながらも、日本のことも少々触れていて
明治維新から、二次大戦前夜くらいまでの
未曾有の経済成長について書かれているのが興味深かったのであります
ただ、御他聞にもれずというか、これは
どこの国でもそうだけど、一瞬の優位に到達した瞬間に
政権というか、国の根幹が凄い勢いで腐敗して
そのままなぎ倒されるということが
数多くあげられていまして、日本もその通りでありました
まぁ、そうであるなら、今また、倒れる段階だなとも
思ってしまうんだがどうなんだろうか
徳川幕府のときとかどうだったと
そのあたりも気になるが、そこまでは語られていなかったのであります

ナポレオンが安い軍人を大量生産することで、
一時期、ヨーロッパの覇権を担ったというお話であったり、
アメリカという国が、慾をかいたばっかりに
相当の大戦が引き起こされたのではないかという指摘があったり、
イギリスの凋落、ドイツの勃興、イスラムやユダヤの世界銀行計画
みたいなのが非常に面白く読めた本でありました

結局、誰かが大もうけして、そのひずみが一定を超えたときに
そうではないほうが暴動を起こすことで、とりあえずの御破算がおきると
その繰り返しであったのが、経済の歴史であり、
人類の歴史だというお話だったと読んだのだけども、
ソ連の共産主義が、いかに、お題目と実情が異なる
酷い有様であったか、その生産性の低さが
どういう成り立ちであったかが
目に見えて書かれているのは面白く読めたと思うところであります

経済のルールは一人がちを許してはいけないと
そんなところにありそうなんだが、
それはそれで、ルールというか、前提が可笑しいとも思うから
貨幣経済というか、資本主義というのは
よくないものなのかもなぁと思わされたりするのである
未だ、代替の何かは見つからないのだ

麒麟がくる  帰蝶の願い

2020-03-01 21:08:49 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了しました
信秀の体調がやっぱり悪化してきたけども、
いつだかの医者の見立てより、かなりゆっくりだが、
いいんだろうかとか思いつつ視聴であります

いよいよ信長が登場してくるという話なんだけども、
それよりも、織田との同盟の意義なんかが
わかりやすく描かれていてよかった
その話を受けてから、信長の顔を見るだけのようなふりして
熱田の盛況っぷりが見られるというのも
解りやすさが際立っていてよかった
光秀かわいそうに、家中のなにかれに巻き込まれているのだけ
辛いところだが、まぁ、主人公だしなぁ

コミカルというではないが、
道三と喧嘩別れするあたりとか面白くて、
新しいというか、あれが許されるのが今回の光秀であり、
ひいては、長谷川さんの役どころだなと思うところ
あれが嫌味じゃないというか、いい感じでさらっと流せる、
嫌な奴の反抗とは別だというのが
よくよく伝わって、好きなシーンでありました

コミカルついでに、お駒ちゃんと帰蝶が
きゃぁきゃぁやってたところだが、
紅は、もっと凄い高級品で、あんな感じで使えないんじゃないかしらと
ちょっと感じたりしたんだが、どうなんだろうかね
まぁ、楽しそうだったし、微笑ましかったからいいんだけどもさ

とりあえず、要所要所で岡村が出てきて、
あいつどこの忍なんだろうと、考えてばっかりいるのでありました
案外、今川という手があるんだろうか、でも
やっぱり大阪訛りだし、三好というか、松永の配下じゃねぇかなぁと
思うんだが、なかなかどうしてでありました

次週は、信長の扱いが凄い楽しみである