今年も大堀川の遊歩道にオオオナモミ(大耳)がどんどん成長している。
広辞苑によると、この迷惑な引っ付き虫は漢方では「蒼耳子」(ソウジシと読む)と言って、発汗剤や鎮痛剤としているそうだ。
キク科 オナモミ属
撮影2009年9月10日午前9時ころ
いずれも画像クリックで拡大します
<
↓ オオオナモミの葉は互生、3~5中裂、基部は浅い心形、表面はざらつく。
<
↓ オオオナモミの花は上部に雄頭花、下部に雌頭花があつまる。
雌花は総苞に包まれ、これが果苞(イガ)になる。
表面にはトゲ、先端には2個の嘴状のカギがあってこれで、ものに引っ付く。
まだ若い花なので、はっきり区別がつかない。区別がつくのも時間の問題だが。
<<
メモ
・一年草。
・昭和初期に初めて記録されたが、それ以前から渡来していたと思われる帰化植物。
・荒れ地、休耕田、川の堤防沿い、河川敷、道ばたなどに生育。
・茎は下部からよく枝分かれし、丈夫で踏みつけにも強い。時に大群生する。
・ふるくからあったオナモミはあまり、見られなくなった。
参考文献 全国農村教育協会「かたちとくらしの雑草図鑑」