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大堀川の斜面には例年のように、カナムグラが勢力を伸ばし始めた。今咲きだしたカナムグラの花は雄花が多い。
アサ科 カラハナソウ属
撮影2009年9月10日午前9時ころ
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↓ カナムグラ(金葎)の雄花。黄色い5個の雄しべがバナナのように見える。
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↓ 深く切れ込んだ掌状の葉をいっぱいに広げて、雄花を支えているようだ。
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メモ
★ カラハナソウ(唐花草)
・アサ科カラハナソウ属の多年草。蔓性で雌雄異株。
ビールの苦味、香りの原料になるホップは「セイヨウカラハナソウ」で「カラハナソウ」の母種。
★ カナムグラ(金葎)
・以前はクワ科に分類されていたが、今はアサ科。
・和名「鉄葎」は強靭な蔓を鉄に例え、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表す。
・雌雄異株のつる植物。
・葉は5cm~12cm程度の深く切れ込んだ掌状で対生し、鋸歯が多く表面はざらつく。
・茎から葉柄にかけて鋭いとげがあり、木や電柱、ガードレール等に絡みつく。
・花期は8月~10月で、雄株は分枝した花茎を伸ばし、多数の淡緑色の花をつける。
・雄花はがく片5、雄しべ5。
・雌花は、株の葉腋から花茎を伸ばし、先端に苞に包まれた穂状の花をつける。がくは小形。
・雌花は受粉後に成熟して果実(痩果)となると赤紫色を帯びる。
参考文献 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」・全国農村教育協会「形とくらしの雑草図鑑」