生協の斡旋で矮性のキキョウ(桔梗)花苗を購入。
キキョウ(桔梗)の花は開花したばかりの頃は柱頭は未成熟でその周りを雄しべが取り囲んでいる。
開花の後、雄しべは葯を開き花粉をだし、花粉は花柱の周りの毛につく。葯が空になると雄しべは倒れて、花柱から離れる。
この頃雌しべの柱頭は成熟していないので自家受粉は行われない。
キキョウ(桔梗)は他家受粉で雄しべ先熟の良い例だ。
キキョウ科 キキョウ属
撮影2009年9月27日午前7時ころ
いずれも画像クリックで拡大します
↓ 開花したばかりのキキョウ(桔梗)の花。柱頭の周りを雄しべが取り囲んでいる。
<<
↓ 雄しべが葯を開き花粉を出し始める。
<<
↓ 雄しべの葯が全部開いた。(花粉は未だ残っている)
<
↓ 雄しべの葯の中の花粉は殆ど空になった。この時雌しべの柱頭は未成熟で自家受粉出来ない。
<
↓ 右側が開花したばかりのキキョウ(桔梗)、左側が前日開花のキキョウ(桔梗)、雄しべの変化がわかる。
<
↓ 矮性キキョウ(桔梗)の花
<
↓ キキョウ(桔梗)の蕾
<
参考文献 ヤマケイポケットガイド「野の花」