大堀川防災調整池のカナムグラ(金葎)が増え始めた近くに、イシミカワ(石実皮)もあった。
タデ科イヌゴケ属
2013年10月3日
大堀川下流にあるイシミカワ(石実皮)の群生(2013/9/29)⇒ クリック
大堀川防災調整池で、9月中旬には アレチウリが群生していた場所 に、
今度はカナムグラ(金葎)の雄花が満開になった。
カナムグラは雌雄異株。雄花はがく片5枚と雄しべ5本。
雌花は株の葉腋から花茎を延ばして先端に苞に包まれた穂状の花をつける。
茎から葉柄にかけて鋭いとげがあり、草やガードレール等触れるものなら何にでも絡みつく。
アサ科カラハナソウ属
2013年10月3日午前10時ころ
カナムグラ(金葎)の雄花(大堀川で、2011年10月2日撮影)
カナムグラメモ
★ カラハナソウ(唐花草)
・アサ科カラハナソウ属の多年草。蔓性で雌雄異株。
・ビールの苦味、香りの原料になるホップは「セイヨウカラハナソウ」で「カラハナソウ」の母種。
★ カナムグラ(金葎)
・以前はクワ科に分類されていたが、今はアサ科。
・和名「鉄葎」は強靭な蔓を鉄に例え、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表す。
・雌雄異株のつる植物。
・葉は5cm~12cm程度の深く切れ込んだ掌状で対生し、鋸歯が多く表面はざらつく。
・茎から葉柄にかけて鋭いとげがあり、木や電柱、ガードレール等に絡みつく。
・花期は8月~10月で、雄株は分枝した花茎を伸ばし、多数の淡緑色の花をつける。
・雄花はがく片5、雄しべ5。
・雌花は株の葉腋から花茎を伸ばし先端に苞に包まれた穂状の花をつける。がくは小形。
・雌花は受粉後に成熟して果実(痩果)となると赤紫色を帯びる。
参考文献 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
全国農村教育協会「形とくらしの雑草図鑑」