森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

2007-03-31 03:33:37 | 詩、小説

しんしんと夜が積ってゆく音に耳を澄ましているとね
あたしは「愛」の詩が詠いたくなる

だけれどさ誰に向けて詠おうか
遠い時間をさかのぼり、あの人に会いに行こうか

それともね
妻母のうすぎぬ、そっと脱ぎ捨てて
傍ら眠るこの人に詠おうか

金や銀、煌く雲に日は落ちて
夕べの祈りのその中に
あふれる思いが満ちてくる

愛しているよ
愛しているよ

あたしの思いと言葉を受け止めて




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