これからの日曜日はしばらくは時代劇二本立てです。
昨日は二人の子供にちょっと泣かされてしまいました。
≪天地人≫
全国で西軍に着いた武将達の粛清が始まり、宇喜田や長宗我部などは消滅し毛利もその領土を著しく減らしてしまいました。
この時気になったこと。ナレーションの
「我らが上杉は・・・」。
「我らが・・」
だからなんだと言うわけではありませんが、違和感を何か感じちゃったなぁ~。
さて今回は、我らが上杉が米沢に移り家禄を4分の一に減らしながらも、半士半農で開墾に力を注ぎ、治水などにも心配り、直江の家禄を投げ出しながらも新しき土地を切り開いた様子が描かれていました。藩の人々も超貧乏で家老の妹の祝儀と言えども、酒の代わりに水が代用、漬物はひとり三切れ、魚も分け合ってなどと言う極貧振りです。
父の惣右衛門がありったけのものを出せと言い、腹の足しにと愉快に踊ります。
今回はその惣右衛門退場の記念惣右衛門祭りでした。なにげに良い映像がたくさんありました。要所要所の角をしっかり取っていたと言う良い役どころだったのかもしれませんね。高嶋弟さん、ぴったりの適役だったと思います。
眠るように死んでいったという大往生でした。
景勝は「戦で功を立てるということはなかったが、今上杉があるのは、そなたのお陰」と呼びかけます。陰で支えるものの力を分かると言う所が上に立つものとして大切なところですよね。
さて今回のやはり目玉は、跡継ぎを外された事が分かった竹松の嘆きと不信と復活の葛藤だったと思います。その難しい役どころは、加藤清史郎におんぶに抱っこ。惣右衛門が兼続の子供時代を語って諭したので、与六の昔の映像もたくさん流されて、思い返すと、今回は高嶋、加藤の両名の昔の映像で80パーセントが埋まっていたと言う手抜きの回だったかもしれません。
もしかしたら芸能界特有の、遅い夏休み~と言うヤツだったのでしょうか。
それなのに竹松のつぶらな瞳に、ジーンと来た私なのです。でも、どんなセリフだったのかも今となっては覚えてもいません。と言うことは、恐るべし与六~!!
≪JIN-仁≫
でも、こちらは覚えています。
「チチンプイプイゴコウノオンタカラ」で泣かされるとは思ってもみませんでした。
日曜日は映画などを見る事が多いので、9時からのドラマはあまり見ないのですが、このドラマの予告編が始まった時から、私があんまり「楽しみ、楽しみ」と言うので、夫も諦めて日曜劇場を観ることにしたようです。
だって、タイムスリップに医学の話、大沢さんの涙目に中谷 美紀の美しき微笑み、内野さんのとぼけた顔、綾瀬 はるかさんの直向きな瞳と来れば期待が膨らまないわけがありません。
始まってみれば、
「何だ、メチャクチャ面白いなこれっ。」と夫もすっかり嵌ってしまった様子です。
タイムスリップでもSFというよりオカルトっぽい雰囲気の展開で驚きましたが、この展開には何か「意味」があるのですよね。あのホルマリンの中の胎児脳(?)はなんなのか、あの時の患者は誰なのか謎だらけ。また、この江戸時代へのタイムスリップの意味はなんなのか。そういうものにワクワクしながら、医術のヒューマンドラマに涙できると言う私好みの作品で、毎週日曜日が楽しみになりました。
先程HPなどを開いてみた所、コレも原作は漫画だったのですね~。
そのHPは→ここです。
手術シーンは、はっきり言ってぎょえ~です。なんと言ってもかなづちにやっとこ、または麻酔なしで血管を縛るですから、心穏やかには見ることは出来ない予感です。
大名行列に産婆はお辞儀免除で通されると言うことをはじめて知りました。
勉強になりました。