昨日、ちょっとお出掛けしたんですよ。
その時電車の中で、ふと次の相棒は萩原聖人さんがいるじゃないって閃いたんです。おとといの記者会見で、その翌日は過去の映画に登場してきた彼をゲストで出すなんてタイミングが良すぎるし、萩原さん演じる相原刑事は熱い性格で刑事としても優秀だけれど、1本ねじが外れていて、みんなから煙たがられていて、特命にくるにはぴったりな理由のある人だと思ったからです。それに萩原さん大好きだし、彼だったら良いなと思ったのですね。
最後に右京さんも、「是非お茶を飲みに特命に来てください。」なんて言ってしまうし・・・
コレって「お茶」を省いて解釈する暗号なのかも・・・・
いやいや、彼が来るのは事件のないとき限定で次回相棒ではないという確認なのか・・・・
だけど毎回、あの熱血振りを見せられたら、視聴者が根をあげてしまうかも知れないから、やっぱそれはないかといろいろ考えてしまいました。
そう言えば、前にイタミンが
「またあがって来い。お前みたいな馬鹿、きらいじゃない。」とか何とか言っていた刑事はどうでしょうか。あの時は、その人をあまり知らなかったから、ちょっとこの人じゃ嫌だなとか思ったのですが、今は彼でも良いな。
花はないけれど、内容重視でいけそうです。
まあ、こんな風にしばらくは、こんなことでも楽しめるのかも知れませんね。
・・・・・、あれっ?
確か昨日、次の相棒は今のところどうでもいいとかいっていたように思う、私・・・・
まあいいか。昨日は遠い過去だし。
≪この記事、実は朝から書き始めたのですが、お仕事や雑用で夜に続きを書き始めました。この部分は、夜。そしたらこんなところを見つけました。どうも新相棒は水嶋ヒロになる可能性が高くなってきたみたいですね。もちろん、蓋が開くまでは分かりませんが。
こんなところと言うのは→ココです。 ≫
という訳で、昨日の「相棒」、面白かったですね。
最後はジーンとしました。
見たい「相棒」を見せていただいた感じがしました。
そのラスト
長い引きこもりから少しずつ抜け出そうとしている青年が床屋に行くシーンで、お向かいのおばちゃんが不用意に近づいてきます。またろくでもない事を言うのかなと不安になりましたが、そこで言ったのは
「犯人逮捕に協力したんですって~、偉いわ~。」と言う褒め言葉でした。一緒にいた同級生の妊婦も、まあ、そうなの凄いわ~と言うノリ。すれ違って歩いていく青年の目には涙が。
世の中は悪意ばかりの言葉で溢れているわけではないのですよね。
間を開けず、
シーンは特命係の部屋に戻って右京さんが言いました。
「案外彼が立ち直るのはすぐかもしれませんよ。」
「その根拠は何ですか?」と尊。
「だって、彼は愛されているんですから。」
前のシーンがあったから、凄く説得力がありましたね。そして、そのシーンには相原刑事はいません。だけどドーンと真ん中に存在していました。なぜなら「愛されているから」と言う根拠は相原刑事が言ったものだったからです。
彼は犯人ではない。なぜなら、彼は両親に愛されているから。
青年が犯人ではないと信じる相原刑事の根拠。
だけど捜一トリオの反論
「その愛がうまく伝わっていなかったとしたら? 引きこもりの子供が両親を殺した例もある。」
尊は「あなたの根拠より説得力がありますね。」と相原に言い返します。
確かに。なんだかそれが現実なんだと思うのです。
だけど、だからこそ相原のような人が必要なんだと思えてしまうのですよね。そんなの単なる理想かも知れませんが、でも理想を描いて欲しいです。ドラマなんですから。
「何かあったらここに電話をして。」名刺を渡そうとする手を振り払う青年。そんなことをしようとする相原を止めようとする警視庁の刑事たち。その手を振り切って、家に逃げ込もうとする青年を追いかけてその手にしっかりと名刺を渡す相原。
さりげないけれど、良いシーンでした。
警察から青年を送る口実で、一緒にファミレスで食事をしますが、それは右京の作戦でした。ストレートでただ熱いだけの相原と違って、右京の言葉には説得力があり、青年は耳を傾けます。
「アンテナの感度が良すぎたのでしょう。」
傷つきやすい思春期。大した事もないのに引きこもりになってしまった。だけど9年間の年月が、彼にも考える時間を与えていたのです。きっかけが欲しかったのだと思います。右京のように分かってくれる人、相原のように応援して引きずり出そうとしてくれる人、彼が心を開いた瞬間も見逃さず、だけど右京はその仕事を相原に任せて、
「目撃証言を取ることを忘れずに。」と釘を刺して分かれます。
その上手すぎる目撃証言の絵が元で、犯人逮捕に繋がるのですが、最初から右京のアンテナには引っかかっていたのですよね。最後に欲しかったのは決め手だったと思います。
今回の話に出てきた「火事息子」、良いオハナシですね。その話にも感動してしまいました。
今回は笑いの部分も冴えまくりでした。
私の一番のツボシーンはやはり捜一トリオの張り込みシーンですね。
青年を張り込んでいたことに怒った相原は自分もと車に乗り込んでしまいました。困る捜一トリオ。右京は尊にも残るように言います。不満を言う捜一トリオに「彼がひとりで残るのと、神戸君も一緒に残るのとどちらが良いですか。」と右京は言います。
「そんな二択ですか~!!」って台詞も可笑しかったけれど
「こんな不安定な人を一人残されても・・」とか「この熱血先生何とかしてよ。」とか笑えました。そして五人も車にギュウギュウ乗り込んで張り込みって、すぐに見付かってしまいますよね。
それから最初の方で三浦さんの家庭が「まだ、壊れてないぞ。」と言うと、芹沢君が「まだと言うのが香ばしい」って、これも面白かったですね。
それから領収書は「警視庁刑事部臨時付特命係組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課内都合」
長いです!
まだたくさんあったように思いますが、一晩経っても記憶に鮮明で印象的だったのはこんな感じでしょうか。面白かったので今回は感想も長くなってしまいました。
でも視聴率は・・・
あっ、そうだった。まだありました。
私は思わずスルーしそうでしたが、この回、もうひとつテーマを含んでいました。
捕まった育児疲れの主婦の動機を語るシーンに、思わずアンテナが立った若い人は多かったのではないでしょうか。私も彼女とその夫の語る話の食い違いに、思わず過去の腹がたつ諸々の思い出が蘇りました。
「あの時も、この時も、ああ、腹がたつ」って夫殿に対してですが、思い出しても今では遠い昔話で、シャボン玉のように消えてしまうようなことですが。
人は何にアンテナの感度が良くなるのか分からないと言う、何げに作家様の罠のような気もしたのでした。
もちろん、だからと言って通り魔だなんて言語道断です。こういう愚痴や悩みは「発言小町」か何かに投稿すれば良いのです。旦那の行動を書き連ね、「凍ったペットボトルで三発ぐらい殴ってやりたい妄想が消えない私、どう思う。」なんて書いたら、「妄想なんだから三発と言わずに十発ぐらい殴ってやれば」から「妄想といえども・・云々かんぬん・・」と、みんなが意見を言ってくれて、ついでに一緒に旦那の悪口も言ってくれて、発散するかも知れませんよね。
という訳で、視聴率は15.1。
この数字は決して悪い数字ではないと思うのですが、前のシーズンが良かっただけに、また一昨日の記者会見の後なんですから、やっぱり今シーズンは苦戦しているなと言う印象が拭い去れません。
それから相原刑事、新相棒じゃなくても良いから又出て欲しいです