今日4月8日、母と姉妹4人とで宝塚公演「『王妃の館 -Château de la Reine-』を観てまいりました。
宝塚公演は2012年に同じメンバーで行ってからほぼ5年ぶりです。
その時の記事は、【「宝塚星組公演ダンサセレナータ」を観て参りました】です。
その記事内にも書いてある事なんですが、お芝居好きの私にとっても宝塚はちょっと違う意味合いを持つ特別な舞台です。
>「あのね、私、おばあさんになっても、一年に一回ぐらいは宝塚の舞台を観て、ワクワクして心が踊るようなそんな女性でいたいと思ったの。」と言ったのでした。
そう言ったのは2000年の宝塚公演「『LUNA-月の伝言-』を観た後です。
あれから早くも17年も経ってしまいました。
そう、17年分も歳を取ってしまったのでした。
それでも私は思います。
やっぱり私はおばあさんになっても、宝塚の舞台を観て心が躍るような女性であり続けたいとー。
※ ※ ※
浅田次郎原作の「王妃の館」は、なんと宝塚の舞台にピッタリの内容なんだろうかと思いました。
太陽王と言われたルイ14世が建てた「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」は、今は高級ホテル。だけど今は経営が逼迫している状況です。そこに目を付けた旅行社は高額でリッチな「光ツアー」と格安の「影ツアー」のダブルブッキングと言う奇策に出るのです。だけれどそれに参加した者たちは皆癖のある人ばかり。
<以下はネタバレしています。>
最初にどうでも良い事なんですが、どうもこの旅行社の話を聞いていると、なんだか「てるみくらぶ」の事を思い出してしまったんですよねえ。
ちょっとそこだけはタイミングが悪いと言うか、そんな感じがしてしまったのです。
だけどこのお話はルイ14世の亡霊が出てきたり、彼の心の王妃の物語であったり、ベルサイユ宮殿の観光があったりと華やかで、上にも書いたことですが、本当に宝塚向きのお話ではないでしょうか。
泥棒のコンビやオカマの人と警察官、光ツアーもリッチだけれどカツラを隠しているのではないかと思われる男、そして個性的な作家北白川右京も魅力的でした。
しかもこれ、みんながそれぞれに幸せになって終わりで、後味の良いお話でした。
コメディなのですから、こんな終わり方が素敵だと思いました。
光ツアーの自殺しようとした夫婦が、影ツアーの老夫婦のの男の人の教え子だって言う事はすぐに予測はついたものの、なかなか良い使い方をされていましたよね。
なんかベタなお話でベタな展開だと思いましたが、なんだかそれが心地良くって、涙ぐんだり感動したりしてしまいました。
ルイ14世の秘密のお話も素敵でした。
「辛い時ほど笑え、誰かの為に。」
いつもながら不正確なセリフで申し訳ないのですが、この言葉には励まされるような気持ちがしました。
ただ一つ思ったのは、なぜプティ・ルイは子供のままなのかと言う点。追い求めるイメージがそうなのかも知れませんが、なんか違う連想をしてしまうのですよね。
でもディアナも美しいままだし・・・・いいのですね、きっと。
彼らの子孫と会うのかと、最初思ってしまったのだけれど、最後には・・・・と綺麗な終わり方でしたね。
私は、宝塚のコメディはあまり好きではないと、以前は思っていたのですが、今回はそれが覆されました。
今回は生協の貸し切り公演日の申し込みだったのですが、
「パルシステム~~ !!!」って叫ぶと、確かに何かの呪文のように聞こえてきたので、本当に笑ってしまいました。
他にもたくさん笑いました♪
本当に楽しかったです。
第二部の「VIVA FESTA !」
元気をたくさんもらって帰ってきました。
母も「ソーラン節」などで同じような事を言っていたのも嬉しかったです。
それに宝塚のラインダンスは、本当に素敵で、これを観ちゃうと他の所のでは満足できないなっていつも思います。
あっ、それからですが、最後に私が思った事は、高い美容液を買うよりは宝塚を一回見に行った方が、若返りの効果があるなって事ですよ^^
お土産に買って来たゴーフル。
缶が欲しかったのかも♪