あの時、彼が右京たちを撃つわけがないと思いました。撃たれて主人公が死ぬわけがないからとかいう意味ではなく、あの公安部外事三課中央アジア担当官は、右京と同じく暴走する正義の持ち主だったから。
裁くのは罪を犯した者だけ。何ら落ち度のない彼らを撃てるわけもないのです。
そう思っていたら、右京から丁寧なセリフの説明が入りました。
銃を持たず手錠もない特命係の二人。
撃ち込むのは、その彼の心臓ならぬ心に言葉の弾丸のみ。
そして自分の正義に従って銃を下に置く男。だけど特命係に捜査権がない事を知ると、彼は思わず笑う・・・・・。
ただ三人も殺しちゃって、この人はきっとその後死刑になってしまうのではないかと思います。
如何に正義の人であろうとも、いかなる時であっても、その信念、つまりこのドラマの中の「ドグマ」に従えるのだろうかという疑問は感じます。
だけどこの男は組織よりも正義を優先するタイプの男で右京と通じるところがあるのです。スコットランドヤードの研修を受け、長い間片隅にひとりという経歴も似ていました。だからこそ右京は彼を理解し確信があったのかも知れませんね。
最近は、冠城は右京との息がぴったりだなと感じます。
イイ感じですよね。
また名前だけの陣川サンの登場も面白かったし、特命に協力的だった黒崎の登場も良かったですね。だけどすぐに飛ばされてしまいました。あれは日下部のせい。少しでも特命よりと分かると、即断されてしまったのでしょうね。
やーな感じですね。
ああ、そうそう。
冒頭→犬のお届け→アリ(実は蜂)の発見→死体発見の流れは面白くて惹きつけられるものがありました。
だけど裁いた数だけのタトゥーは変じゃない?
大きすぎて美学にも反するけれど、あれじゃあ
「そうです。私が犯人です。」と印をつけているようなものじゃないですかnね。
ドグマの本当の意味は「宗教上の教義。独断的な説。」
※ ※ ※
ついでながら最終回を迎えた「奥様は、取り扱い注意」の感想を少々。
これはお洒落で痛快で面白かったです。お友達の大原優里(広末涼子)佐藤京子(本田翼)も可愛らしく、それぞれの家庭の問題もどうなっていくのか興味を引きました。
綾瀬はるかはいったいどこまで行ってしまうのだと思えるアクションシーンには痺れました。今の彼女に「贅肉」や無駄な「脂肪」などあろうはずもありませんね。
あの動き、すべて彼女がやっているんですよね。
バルサと言い、伊佐山菜美と言い、もう戦う女は彼女にお任せですね。
最終回は「ええ、ここで終わり~!?」って感じは、ちょっとしてしまいました。
玉鉄グループ(そんな言い方、違うか^^;)との戦いで、もう平凡なふつうの主婦には戻れない事を示唆し、家にはいなくなってしまったかと思っていた夫は「お帰り」と優しく迎えてはくれたが、次の彼のとった行動は、銃を構え「動くな。」と・・・・
そんな彼を見て菜美は嬉しそうに微笑み、
「やっぱり彼が好き。この刺激がたまらない。」と言うセリフと共に暗転。
そして銃らしき音が・・・・。
やだわ~、この続きが見たい~って思いますよね。
だけど終わっちゃった。
この続きはご想像くださいってやつですね。
・・・・・・・想像中
いつか二人で一緒に戦いに行くと言うようなスピンオフ、来るかな~?