23日の日は、姉と妹と日比谷で待ち合わせをして「東京クリスマスマーケット2017」に行ったのですが、その日のメインイベントは、夕方4時より申し込んであった「迎賓館」の12月特別参観に行く事だったのです。申し込みを夕方にしたのは、5時からのライトアップを見たいからでした。
トップ画像は、前庭からのライトアップ画像です。
右上の方に見える、チッチャナ光は実は月です。
私のカメラでは(実は力量)こんなものなのですが、ライトアップされた迎賓館とその頭上に輝く月を見た時に「おお~」と思いました。
美しかったからと言うのもありますが、私がインドで見る事が叶わなかった「タージマハルの頭上に輝く月」と言う構図を思わず思い出し、それを満月ではないものの迎賓館と言うお城はやすやすと私に見せてくれたのだなと思うと、ささやかな感動を覚えたのでした。
夕方4時からの画像なので、みなイマイチ薄暗い感じです。
この門の前で、もう一人の妹と落ち合いました。
妹は体調不良と前の記事で書きましたが、熱があるとかどこかが痛いとかいうのではなく、心が疲れているのです。でも「迎賓館特別参観」にはぜひとも行きたいと思い、気持ちを奮い立たせてやって来たのでした。特別なものには特別な力が宿ると言うものです。
画像はイマイチ暗くても、4人揃った私たちは、「フンフンフン♪」てな感じですよ。
迎賓館主庭は日没以降は参観できません。
それで最初にそちらから行きました。
主庭から見た迎賓館本館。
この噴水も国宝なんですって。
飾りの一つ一つが素晴らしかったです。
ぐるっと回って
この特別参観は、正面から入れるところがポイントなんです。
でも中に入ったら写真は撮れません。
だから入場までの並んだ時に撮ったこれがぎりぎりの画像と言えるかもしれません。
中がちょっと見えるでしょう。正面玄関からの中が、ほんのちょっぴりうかがえると思います。
この日のコースは「正面玄関から入館⇒玄関ホール⇒彩鸞の間⇒花鳥の間⇒大ホール⇒羽衣の間⇒西玄関」となっていました。
中は本当にゴージャス。
でも国賓を迎える場所なんだから、そうであって欲しいと思います。
感心したのは、どの部屋の大きな鏡がみなピカピカに磨かれていたことです。
鏡や窓に曇がない事って大切な事なんですね。
そんなすべてがゴージャスな中、羽衣の間から西玄関に降りるらせん階段の赤い絨毯が、結構消耗されている感じで、
「大事なお客様が、もてなす人と共にエレベーターで降りている間に、秘書とかお付きの使用人が、この階段を走るんだね、きっと。」とか言って、笑いあっていたのです。確かな事実ではありませんし、真実は分かりません。
だけどその西玄関の解説に「西玄関は、明治42(1909)年に東宮御所として創建されたときに皇太子妃殿下専用として使用されていた玄関です。」とあって、ちょっとだけ心が騒めきました。
今では考えられない、「そういう時代」があったのですね。
迎賓館参観はとっても楽しかったので、またいつか行きたいです。
でも次回はもっと明るい時間にしようと思いました。
ライトアップの迎賓館は堪能できましたから。
また昼間の迎賓館の姿を楽しみたいのと、特別参観の期間限定だと思うのですが、ガーデンカフェなどもあって、今回は暗くて寒くなって後の前庭だったので、そこはスルーしてしまいました。
やっぱりそこも楽しみたかったかな、今頃になって思うのです。
だから次回は昼間に行こうかなって思ったのですが・・・・・
さあ、さてさて、「次回」って本当にあるのかなと思うのですが、そう言えばここには「和風別館」と言うのがあって、今回はそこの見学は止めたのでした。だからここには、また来る理由はあるのでした。
じゃあ、いつかまた来るね、迎賓館 !