私的怒涛の11月が終わって、少しのんびりしようかなとちょっとは思ってみたものの、さすがに師走、それを許してはくれないのよね。
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と、言いながら、もしかしてもしかしたら、今予定がまたまたぎゅうぎゅうになってしまったのは、お仕事&やるべきことの間に、人との交流&好きな事を抜かりなく放り込んでいるからなのでした。
行ってまいりました、12月6日「怖い絵展」に。
お馴染みの東京都美術館、西洋美術館では何をやっているのかは知っていました。でも上野の森美術館までチェックしていませんでした。ブログ周りをしていたら、このイベントの事に触れた記事に遭遇(どなた様か分からなくなってしまいました。スミマセン)
ヤッダ―、面白そう。
こんなの行くっきゃないでしょう、というわけで行ったわけですが、先日、久しぶりにお電話を頂いたお友達をお誘いしました。
そうとう待つと言う情報もあったので、待ち時間に近況を報告し合って、あっという間の100分待ちをクリアしました。いわゆる「一石二鳥作戦」と言うわけです^^
夜、家に来た中学生に、このイベントに行ってきたと言ったら
「それ、知ってます。そこにある絵は、歴史などが分かっていないと、さっぱり理解できない絵だって学校の先生も言っていました。」
歴史と言う言葉が出てきたので、嬉しくなって買ってきた絵葉書等で、更に話は盛り上がりました。
その先生の言う事は、かなり本当です。確かに解説は書いてありますし、音声ガイドの内容も良いです。
だけど「イギリス史」に興味がある、ない。オスカー・ワイルドの「サロメ」を読んだり観たりしたことがあるか否かなど、その人の思い入れでも、そうとう見方は変わってくると思いました。
この絵画展が人気なのは、タイトルにもあるんじゃないかと思うのです。怖いもの見たさと言うか。でも、ゴッホやムンクの絵のように(私的には)、見ているだけでどこか自分の神経のねじがやられて行くような恐怖はありません。怖いと言ったら、暁斎の野に打ち捨てられた死体が朽ちていく画の方がよっぽど怖いかもしれません。
だけどその絵の背景を知ることで、じわじわとくる恐怖はそこに存在しています。
因みに、展示解説のタイトルがいちいち面白いです。
「お前ももう死んでいる」とか「ジン生いろいろ」とか・・・
買ってきた絵葉書です。
なんだかんだと言っても、今回はこの絵。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。
日本初公開だからというわけでもなく、その歴史の一場面を切り取ったかのような圧倒された迫力がありました。
テレビの解説番組を見ていた中学生が
「この絵には、作者の気持ちが込められているんだって。」
「それは、真っ白なドレスの事かい?」
「うん。処刑にこんなドレスは着せないんだって。」
「罪なく処刑された・・・・・って言う想いだね。16歳って言えば、君より3歳しか違わないよね。」
・・・・・と、なんとなくしんみりしてしまったので
このボックスの中に入っていた、イチゴ味のキャラメルをあげたのでした。
さてさて、上野の山の色づきも見事でしたよ。
あちらこちらの散策は時間がなかったのでしなかったのですが、
この銀杏の葉の絨毯は素敵でした。
そして花より団子タイム。
三段弁当です。
とっても楽しい一日でした。
「上野の森美術館」って初めていったような気がします。来年の10月には女性に人気のフェルメール展があるのですね。今から告知していて、気合が入っているなと思いました^^