前回の感想が書いてなかったので、1週間遅れで書きます。
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だけど途中まで書いてグズグズしていたら、とうとうと言うか、ちょっとびっくりなニュースが入ってしまいましたね。
反町隆史の冠城亘が、シーズン20で卒業・・・・ !
ここまで来たら、彼は「相棒」のシーズンの最後まで継続かと思っていました。
だけど相棒が卒業という事は、「相棒」のドラマ自体は、まだまだ続くって事なのでしょうか。
興味深いです。
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今回のライターさんは、森下直さん。この方はシーズン18も19も書いてなくて、久しぶりの登場でした。
だけどどうも視聴率が芳しくなくて(11.0)、なんか気の毒なような気がしました。
このような安定した人気を誇るドラマであっても、視聴率が上下するのはどのような視聴者の心理の動きがあるからなのでしょうか ?
私が思うには、前作がつまらなく感じたから・・・じゃないかと思うのですよ。
または予告編を見て、物語が好みじゃないなと感じたか。
いずれにしても、その回のライターさんのせいではないと思います。
で、今回のお話は、なかなか推理部分など面白かったですよね。
でも私が一番強く感じた感想は、また死ぬ必要もないのに、または殺す必要なんかまったくなかったのに、無駄にまた人が死んで後味が悪かったな・・・・です。
またこれを見て浮かんできた言葉は、
「人を呪わば穴二つ」です。
作家には呪う理由もありました。彼の怨みは当然のように感じ、正義は彼の方にあるように思うのです。娘が殺されて、加害者が少年だったために、娘の死に見合った刑罰も与えられず、その加害者の名前も知らされず、憎しみの気持ちが簡単には消えるはずはない事だと思います。
だけど少年だった加害者は、その後は深く後悔をし、そして更生の道を辿っていました。
そして作家の復讐に、心を病むほど怯えていました。
加害者だった男のレストランに訪れた作家は、口では恐ろしい事ばかり言いましたが、それは彼の精いっぱいの復讐だったのではないかと思いました。
最後に分かる事ですが、彼は結局は小説を通して、彼の名前をばらすようなことはせず、最後は純文学のようなまとめ方をしていました。
犯人は、少年院の職員でした。自分の保身の為に行った犯行でした。
作家は自分の復讐の為に行動した。だけど加害者の今を見て、小説のラストを変えた。それなのにその行動から不安を覚えその不安から殺意を生じてしまった者がいたー。
作家にとっては予想外の結末になってしまったのではないかと思いました。
だけどその作家が生きていたとしても、今回は「マイルール」の公表はしなかったのではないかと思います。もしもそれを言ってしまったら、どんなにラストが違くても、コアなマニアはそのルールから、少女シオリの殺害者を導き出してしまう確率がないとは言えないからです。
と言っても、ドラマの話とは言え、作家が殺されてしまっては確かめる事は出来ない事ですね。