森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「DUNE デューン 砂の惑星」を見ました !

2021-11-12 00:59:58 | 映画

11月3日に見ました。

IMAXレーザー、初体験。

最初、まだ始まっていないシアターに着席した時、

「わぁ~画面が大きい。」とテンションが上がりました←ちょっと田舎者感がww

ところが始まっての音で、ちょっと失敗したかなって思ってしまいました。

心が弱っているのか、近頃、人の大きな叫び声とか爆音とかドキドキしちゃってダメなんです。

だけど、人は慣れるもの。

映画自体が面白かったので、すぐにその迫力の音にも慣れました。

慣れるどころか、すっかりその世界に引き込まれました。

これは普通に見たらどうなんだろうか。

やっぱり迫力とか違うのかしら。

見比べてないので分かりません。

ただこれからも映像的に迫力があるなと思うものは、またIMAXレーザーで見たいものだと思いました。

 

私はほとんどラストまで、つまり劇場に明かりがつくまで着席して音を楽しむタイプなんです。ところがバスの時間にそれだと間に合わず、仕方がないのでEDの途中で退席しました。

既に開け放されたドアから、そのEDの音楽が通路を行く私を追いかけてきました。

 

終わったのに、ワクワクするー。

胸がときめく。

早くも次回作が楽しみです。

この映画、公開した時は、次回作の制作が決定していなかったのですよね。要するにヒットしたら制作出来る事になっていたらしいのですが、ヒットして、次回作制作が決定したらしいです。

メデタシメデタシ。

 

それと言うのも、たぶんですが、1984年の「デューン/砂の惑星」がすこぶる悪評が高かったかららしいのですよね。そのせいだったのかしら。

私、最近、その映画の監督がリンチだったことを知りました。その作品はテレビかまたはレンタルビデオで見たのですが、悪評だったこともかなり後から知りました。見た時は元からSF好きでしたので、かなり面白い映画だなと思い、何も知らない私は無邪気に言いました。

「いやあ、こんな面白い映画、やってたんだ。いつ前編やっていたんだろう。まったく知らなかったわぁ、」って。

「ないよ、前編なんて。」と夫に言われて私は吃驚しました。

「だって、前の方に説明的に流していたのって、前編のダイジェスト版でしょ。」と言いましたが、

それも含めて本編だったことを知り、そしてまた無邪気に言いました。

「そうか。原作が長いらしいものね。まっ、いいか。」ってね。

だけど、世間では「まっ、いいか。」とは思っていただけなかったようで、SFファンからも酷評だったようです。

しかしウィキペディアに依れば

『彼独特の悪趣味的世界観が全面に出ており、映画マニアの間ではカルト作として一定の評価も得ている。』とあり、

えっ、それ、私もこの中に・・・・となったわけです(^_^;)

 

と言うわけで、思わず1984年のリンチ版の思い出を語ってしまったわけですが、今回の作品は、私が前編のダイジェスト版と思っていた部分を、美しく華麗に丁寧に描かれていて、満足度が高いです。

この作品を三部作でやるのは正しい企画ですよね。

これをここで終わりねと言われたら、映画界の見る側ポジションの人は暴動を起こしていいレベルだと思いました。

見る側ポジションっていうのは、映画文化と言うのは、作り手だけで成り立っていないという事を言ってます。

質とレベルの高い作り手と同じく、やはり質とレベルの高い見る側の人が居て、成り立っている文化だと思います。映画のみではなく、すべてがそうですよね。

 

そのような文化が多数あって、文明がある・・・・・。

 

なぜそのような事を言っているかと言うと、このようなスペースオペラを見ると、いつも心がざわめくのです。

科学の進歩だけが果てしない未来の象徴のような気にさせるから。

または何かに未発達な古代史を見せられているような気がするから。

 

つまり何か線分の端と端とが折り曲がり絡まると言うか、最先端の未来と果てしない過去が混在していると言うかのような世界感だなと感じたのでした。

 

とにかくも、主演のティモシー・シャラメの美しさが、この映画の映像美の格をあげていると思いました。

またサンドワームを見ると、ある種の原点と言う感じがします。

 

画像の下は、短いですがネタバレしています。

 

こういう映画では父と子と言う関係が描かれることが多いと思いますが、この古典なる物語であるにもかかわらず、母と息子で描かれているのが、新しさを感じたのは私だけでしょうか。

母であって師匠。

そんな二人の逃避行ゆえか感情移入度も高く、要所要所で助かるに決まりじゃん(パート1だし)と思っていても、ドキドキしました。

 

しかし感情移入度高いと言っても、脇の彼らの味方の魅力ある人々の事を思うと、この作品は辛いものがありました。あまりにドライにその別れがやって来てしまったから。

えーっ !!

と、嘆いている暇もなかったくらいでしたね。

 

 

 

 

 

 


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