森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒20 第9話「生まれ変わった男」

2021-12-16 00:57:21 | ドラマ(相棒)

(ネタバレで書いてます。お気を付けて。)

このお話、結構好きでした。

殺された時の記憶があると言う青年は、本当に生まれ変わった男なのか。

「世にも奇妙な物語」なら、それもあるかもしれませんが、なんたって「相棒」なのでそれは無いでしょう。

そうすると、これのオチはどうつけるのか、かなり興味ありで見ていました。

 

吉岡翼の家族の、とんでもない話が絡んできましたが、「ああ、そういう事ね。」とそれなりに納得しました。

吉岡家のとんでもない話と言うのは、・・・・妻の前夫のDVから逃れるためにシェルターに入る。その時に今の夫と知り合い愛し合う。離婚成立前に子供、太陽を身籠る。だけどそのまま出産だと、その子供の戸籍は血の繋がらない前夫が父になってしまう。その子は出生届を出さず無戸籍で育ててしまう。二人目の子ども翼を授かるが、数か月後に亡くなってしまう。それで太陽を翼として育てる事にする。本当の翼は墓地の近くの竹やぶに・・・・!!

なんかこのセリフだけで語られたこの話が、本当に飛んでも無さ過ぎて、ビックラポンや。←古い!!

 

だけどこれ、いい加減に何とかしたらいいと思うんです。何をかって言ったら、300日ルールでしたっけ。なんであんなに理不尽な線引きしてるのかしら。今だったら昔と違ってちゃんと父子の鑑定できるんだから、本当の父親の籍に入れるべきでしょう。

それから、前にも無戸籍のお話あったじゃないですか。

あの時、誰かがちゃんと手伝うって言ってましたよね。亘だっけ ?

無戸籍の戸籍回復ってどうやるんだろう。私、知らないなぁ。私が知らないから、みんなも知らないだろうと言うのは大いなる勘違いだけれど、だけどみんなが知ってる手続きではないのは確かでしょう。

もしそれが、もうちょっとハードルの低い知識だったら、彼らだってそんな事をしなかったはずだし、目撃情報として、被害者の妻に、何らかの情報も提供できたのかもしれませんよね。

 

翼の死んだときの記憶と言うのは、幼児期の殺人を目撃した時の記憶だったわけですが、彼は少年時代から夢で繰り返し見て、その記憶をインプットし直し続けていたのですね。かなり細部にわたっていましたから。

視聴者の中には、こんな幼児の記憶があるのは不自然に感じる方もいるかもなと思いました。

でも私は、どちらかと言うと自分もそうなので、分かるような気がするのです。

たぶん、この「相棒」では初めてのライターさんも、同じなのではと思います。きっとかなり記憶を遡る事が出来る方なのではないかと思うのです。だから2歳くらいのまだオシメが取れない頃の記憶と言うからくりで物語が書けたのだと思います。(だけど万人に受け入られるかと言ったらどうかな・・・とは思う。)

この方は、川崎龍太さんと言う方で、映画のシナリオなどを書いてきた方なんですね。

アマプラでも「笑顔の向こうに」など見る事が出来るみたいなので、見てみようかなと思いました。映画評などを読むと、「爽やか」「暖かい」と言う物語が得意な方のような気がしました。

 

今回の「相棒」も、最後は翼から太陽に生まれ変わったと言う風に綺麗にまとめたなと思いました。

その翼を演じたのは、今井悠貴君で、この人も子役時代から頑張ってきた人ですよね。「西郷どん」の隆盛と愛加那との間に生まれた菊次郎の青年時代を演じた人でしたね。

なんかいろいろと「相棒」もチャレンジしてるなと思います。

 

でも最後に、私がちょっと思った本音ですが・・・・

 

まあ、とにかくさ、みんなそんなに簡単に人を刺すなよ~と思った(^_^;)

さらに気持ちの悪いこと言っちゃうと、グッとさして、それだけで手にどれだけの振動と言うか、なんか伝わってくるものがあると思うんですよ。それをググッっと刺すなんて、そんなに簡単な事じゃないですよね。

つい頭がパニクッて刺しちゃうおばさんもどうかと思うけれど、またもう一回、そんなに悪人でもないのに、刺しなおすなんて、少年も少年ですよね。

それに中学生に護身用にナイフを持たせてるってどういう事 ?

またそのナイフを、オシメの取れていない幼児に自慢しようとするってどういう事 ?

って思ってしまいました。

最近ちょっと文句が多くてすみません !!!

 


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