今年はアケビコノハの幼虫による食害もなく、アケビが大豊作でした。
その樹は、家の北側3箇所に植えてあるアケビのうち、挿し木苗から成長し、
敷地の北西端に植えた三つ葉アケビ(小葉が3枚)です。
五葉アケビ (小葉が5枚、白アケビ として通販で購入したもの)は、花は沢山咲くのですが
近年は実(淡黄色でした)がなったことがありません。
上左は3月末の三つ葉アケビの蕾と、4月末の白アケビの花です。
下左2枚は、濃い黒紫色の三つ葉アケビの花です。垂れ下がる丸く小さい雄花と、長い柄にバナナの実のような数本のメシベを持つ
大きめな雌花。 自家不親和性 (自分の花で受粉しない)で、結実するには複数のアケビの樹が必要とされています。
3枚目は10月上旬の緑の実です。 4,5枚目は10月下旬で、果皮が紫色に変わり裂開し始めています。
この「開ける実 」からアケビの呼称 が出来たようです。
種子を包む白い部分の甘味が子供の頃を思い出させるのですが、黒い種が詰まっているので、なめる程度です。
果皮を使って肉詰め揚げにしたり、他の野菜と混ぜて掻き揚げにすると、ほろ苦く季節の味をいただけました。
しかし大部分は野鳥たちに食してもらい、11月8日に実のすべてを処分しました。
まだ利用できそうな実を30数個(下右端)、塀の外に出し置いて、近所の皆さんに自由に持ち帰ってもらえました。