大型の食虫植物「サラセニア」(別名ヘイシソウ)3種です。
北アメリカ原産で、湿地に生える多年草です。
葉が筒状になっており、虫を捕える落とし穴として使います。
サラセニア・レウコフィラ(ドラモンディとも言う)
7号深鉢にミズゴケで植えています。
葉や花茎の長さは70~80㎝位です。
5月下旬から開花し、葉は前年の枯れた先を切り取ってあります。
右端に1本新葉が伸び出ています。
変わった形の赤い花です。 上部の5枚はガク片、
その内側で、舌のように垂れ下がっているのが5枚の花弁です。
中央に傘状のもので覆われた部分、中に雌しべや雄しべがあります。
筒葉の先端部、6月になると新葉に網目模様が入ってきます。
中に蜜腺があり、そこに向かって逆刺が密生し、
虫が中に入ると出られない構造です。
次は同じ葉形・花型で、色が黄緑色のサラセニア・フラバです。
草丈は40cm程で少し小型です。
蕾はこんなでした。
終いは、サラセニア・プルプレアです。
植替えてないので、鉢から株があふれ出て、
花茎が、あちこちに倒れてしまいました。
花弁が少し短めの花です。
筒葉も上に伸びず、ロゼット状に横に展開します。
生きたミズゴケと一緒に増殖する、現在の姿です。
3種とも寒さには強いので、
冬も屋外の雪囲いの中で越冬します。