「コウホネ」(河骨)は、スイレン科の多年草で、
浅い池や沼に自生します。
少し小型の「ヒメコウホネ」を鉢植えし、貯水槽で育てています。
冬は池に移して雪下越冬し、根茎が鉢の外に出ているのに、
植替えが出来ず、開花は諦めていました。
庭の西隅に置く、水やり用の大型貯水用器の中で、
意外にも、花茎を1本上げました。
玄関前通路の小型貯水槽に移して、花を観賞しました。
根茎の先から、長く伸ばした花茎の先に、
6月中旬、丸い蕾を膨らませ、ガクに割れ目が出来ました。
翌日午前、開花し始め、
午後には、下画像のように半開きしました。
開花2日目の花です。
5枚の花弁のように見えるのは、ガクです。
ガクの内側にある爪状のものが、花弁です。
夕方の花、花径は4cm程です。
花弁の内側にたくさんの雄シベがあり、
真ん中に雌シベの柱頭があります。
開花3日目の朝、夜は閉じていたガクを開きます。
昼までには、こんな風に全開し、花は数日開花しました。
その後、次の花が咲きそうもないので、また元の貯水槽に戻しました。
移動の際に撮った画像で、
鉢から左に、20数cm伸び出た根茎の先から花茎を伸ばしました。
水中葉と水上葉では、葉の色形が違います。
白っぽくごつごつした根茎が骨のように見え、河骨の名が付きました。