ともに野生キャベツから改良された、花の蕾を食べるアブラナ科の兄弟作物で、
苗や生長途中では区別が出来ません。
11月に入って収穫したブロッコリーは、栄養価が高く花蕾のビタミンCはレモンの約2倍あり、
茎もおいしく食べられます。
カリフラワーは癖のない淡白な味と歯ざわりが特色です。
上左は、8月末に植えつけた苗 で、キャベツや白菜も一緒に1畝作って、幼苗を害虫から守るため防虫網を張りました。
右は9月末、大きく生長しましたがまだ蕾は見えません。
下左端は11月上旬、収穫直前のブロッコリーの頂花蕾 です。収穫後そのまま雪の下で冬越しすると、
春には次々と側花蕾 を伸ばすので、また収穫が出来ます。花蕾(カライ)とは蕾と花茎を合わせたもので数万個?の花芽があるそうです。
2,3枚目は今年初めて栽培してみた茎ブロッコリーです。花茎が長くて花蕾が小さめの頂花蕾を収穫すると
側花蕾が直ぐに生長し、蕾の開花に気づき、慌てて2本の側花蕾も収穫しました。
4,5枚目がカリフラワーで、10月下旬から収穫直前の11月上旬の写真です。
右端は、葉を食害する青虫 です。苗が生長して防虫網をはずした後も、モンシロチョウがやってきて卵を産み、孵化した幼虫です。
植物が落葉して休眠
する前には、葉色を変えます。
褐色になって枯れ落ちる葉も
多いが、紅色や黄色の美しい
葉色を見せる植物は、
その一瞬が花や実以上に光り輝きます。
10月下旬から11月上旬にかけての、
庭植え花木の紅黄葉を紹介します。
上左端は、10月末の玄関前の通路左側で、ハナミズキ・ハナノキ・ヤマボウシとススキが秋の深まりを見せています。
2,3枚目はハナミズキで、ススキをバックに、朝日に透かして見る紅葉が綺麗です。毎日落葉して葉数が減り、今は完全に休眠入りです。
右2枚は本州の一部に自生するカエデ、国の天然記念物に指定されているハナノキです。
通販で20cm位の苗を購入して鉢で育てて庭植えしたのですが、まだ若木のため花も付けず、葉色も黄葉に紅を差す程度で落葉しました。
下左端は黄葉したナツツバキで、今年は開花できずに休眠に入りました。
2,3枚目はヤマボウシのサトミの紅葉、4,5枚目がヤマボウシの紅富士の黄葉です。この2種は共に桃色花を咲かせましたが、
花形も葉形も紅黄葉の色合いも少しづつ異なります。
右端は姫コブシの黄葉ですが、まだ開花を見ていない若木です。
本来は春咲く花が、秋に
開花した狂い咲き現象です。
初夏から秋にかけての異常な
温度変化が原因と思われます。
上左3枚は6月に開花する
セッコクが、9月から11月の現在も開花しています。黄石公、日月、黄弁一点花の3種です。
右2枚は、6月に開花して10月には黒い実をつけている黒龍ですが、10月に1本の花茎が伸びて開花しました。
右端の写真は背後に実が写っています。
下段4枚は4~5月が開花期のツツジで、2枚は犬散歩コースの路傍で見た11月のタンポポです。
左から、鉢植えの小型ツツジで8月から咲いたミヤマキリシマの藤懸と、9月から咲いている姫エゾムラサキツツジ。
庭木で1株だけ毎年秋から初冬にかけて、ぽつぽつ咲くツツジ2枚です。先代から在ったもので名前は分かりませんが白・絞り・紅紫と
咲き分け、ドウダンツツジの紅葉と並んでいます。それでも春には木を覆って満開となるツツジです。
右端のタンポポは種子を付けたものもあり、開花中にはハナアブも訪れます。外来の西洋タンポポの強さでしょうか。
今年はアケビコノハの幼虫による食害もなく、アケビが大豊作でした。
その樹は、家の北側3箇所に植えてあるアケビのうち、挿し木苗から成長し、
敷地の北西端に植えた三つ葉アケビ(小葉が3枚)です。
五葉アケビ (小葉が5枚、白アケビ として通販で購入したもの)は、花は沢山咲くのですが
近年は実(淡黄色でした)がなったことがありません。
上左は3月末の三つ葉アケビの蕾と、4月末の白アケビの花です。
下左2枚は、濃い黒紫色の三つ葉アケビの花です。垂れ下がる丸く小さい雄花と、長い柄にバナナの実のような数本のメシベを持つ
大きめな雌花。 自家不親和性 (自分の花で受粉しない)で、結実するには複数のアケビの樹が必要とされています。
3枚目は10月上旬の緑の実です。 4,5枚目は10月下旬で、果皮が紫色に変わり裂開し始めています。
この「開ける実 」からアケビの呼称 が出来たようです。
種子を包む白い部分の甘味が子供の頃を思い出させるのですが、黒い種が詰まっているので、なめる程度です。
果皮を使って肉詰め揚げにしたり、他の野菜と混ぜて掻き揚げにすると、ほろ苦く季節の味をいただけました。
しかし大部分は野鳥たちに食してもらい、11月8日に実のすべてを処分しました。
まだ利用できそうな実を30数個(下右端)、塀の外に出し置いて、近所の皆さんに自由に持ち帰ってもらえました。