山の中で生まれ山の中で育って、途中ちょっとの間は都会に憧れて浮気心を持ったこともあったけれど、
やっぱり、根っからの山育ち「山はええなぁ~。。。」としみじみ感じるお年頃64歳。
特に、春先の芽吹きから初夏の頃の山は心まで清清しくしてくれるからとても好きだ。
それにはワラビ採りのシーズンだからと言うことも忘れてはならないのだが。
今年の4月は例年より寒い日多く、ワラビも5月も10日を過ぎて本格的に出てくるようになった。
・・・ので、新緑に包まれながらの3回目の山歩きへと。
ここら辺りは山道とはいうものの、舗装もされ車もたま~~~に通る道。
いわゆる山歩きとはかなり違うのだけれど・・・それでも滅多に人に出会うこともなく、
いろんな野鳥の声と吹く風だけの静かな坂道をただただ登っていくのだ。
見上げれば 眩しいくらいに美しい新緑に息をのむ様な。。。
いつしか、イッチョ前に花鳥風月を好むような暮らしぶりになったことが喜ばしい。
この山に来れば楽しかったはな子との散歩のエピソードのあれやこれやが山ほど(ダジャレじゃないよ)
あっ、ダメだ、泣きそうになるからこの話は止め~~!
途中で舗装道路からはずれて、小さなため池があるデコボコ道の方へ入って行く。
ここを通り過ぎて急な坂道を登りきると休憩小屋があり、そこで一休みしたら引き返す。
前を行くのはおじさんか?おばさんか? がははは、ワラビ片手の妹だよ~。
何か探しているのか、見つけようとしているのか、そんな風に見えるな~。
たわいもない話を延々としながら、新緑の気持ちの良い山に遊んで貰い
約2時間半くらいの時に心満たされて、ご機嫌なババ2人は、家路へと向かうのでありました~。
年を重ねてみると、こうして四季折々を身近に感じられる場所があることで、
気持ちの安らぎだとか落ち着きだとかが得られる有り難さを実感する。