夏の終わり頃から9.10月頃に群れになってバンバン飛びかい、殆ど止まっている所を目にしないトンボ、
暑い夏は高い山に移動して少し涼しくなると低地に下りて来るアキアカネだと、
ずっとず~っと信じて疑わなかったと言うか、それしか思い当たるトンボは知らなかった私。
それにしては、赤トンボらしくないというか、子供の頃に見ていた赤いトンボじゃない、
飛んでいる姿を見る限り赤とは程遠く、黄っぽく黄土色っぽいトンボなのが、
どうにも納得いかないなぁ~~と常々思うも、まだ成熟途中なのかも・・・と思ってみたりしていた。
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今回おチビちゃんたちが、虫捕り網で空中捕りというスゴ技をやってのけたおかげで、
そのトンボを手に取ってじっくり観察することが出来たので、
私は「これって本当にアキアカネか??」と、ちょっと疑問を持つきっかけになった。
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胸部の上はふわふわの産毛っぽいものがあって、腹部に何やら見慣れない黒い模様が目立つ。
で、「アキアカネの腹部の模様」と打ち込んで検索を掛けてアチコチ調べてみるも、
この模様には全く辿り着かず・・・「ヤッパリ見つからん!もう~諦めた~!」と思いかけた時、
もしかして?赤トンボのアキアカネやナツアカネ以外のトンボかもしれんな。。。と考えるに至る。
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それまで、「これか?」と思いもしなかったトンボの名前をクリックしてみたら、何と正解だった。
「腹部に黒い縦線があり、細い横縞がたくさんある」と言う言葉に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/abanzai.gif)
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やっと、見つけたトンボの名前は「ウスバキトンボ」だった。
これで、長い間の疑問が解消されてスッキリした~~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/11/2cb8398616a7773eba84f63ac227e3f4.jpg)
成虫の大きさは5cmとあり間違いない、翅が薄くて全体的に心なしか華奢な感じがするのも、
そのはずで、シオカラトンボやオニヤンマのように筋肉質ではないそうだ。
だから、止まることなく長い距離を長い時間飛び続けることが出来る仕組みになっているらしい。
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おチビちゃんがバシッと捕ったから、頭が千切れたんだなぁ~と思ったし、それも充分有り得るけど、
ウスバキトンボは虫捕り網で捕ったはずみに潰れるくらい脆いトンボでもあるそうな。
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この日、おチビちゃん2人が空中捕りで3匹ずつ捕まえていた。
いつの間にやら、すっかりトンボ捕り名人級になったかもな~。
暑さにも負けず、あれだけ熱心にやっているんだもの、上手くなるはずだわ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9b/edaf93f6fef3a2bcc8baf8b08a0c0475.jpg)
この日の捕獲が無かったら、この先もずっと「赤くなってないけど、アキアカネだ」と思って居たであろう私。
写真を撮るだけじゃなくて、捕獲して観察して初めて判ることもいろいろあるなと改めて思ったものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/92/f34516bae3c108f3e3bac7b28ab580da.jpg)
捕まえて時には潰したり死なせたりすることもあるけれど、子供が成長する過程で、
ワンコやニャンコ、虫やその他の小さな生き物の命に触れる機会を持つことで、
命の大切さや思いやりがしぜんに身に付いてくれたら・・・良いのになぁ~といつも思う。