flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

鞆の浦

2009-10-07 00:00:14 | 海道・みなと

(鞆の津 瀬戸内海国立公園 国指定名勝 都市景観100選 美しい日本の歴史的風土100選73番 広島県福山市鞆町)
 のまちから再び海岸に出てみる。沼隈半島の先端で瀬戸内海の海の幸が豊富であり、古来から風待ち、潮待ち港であったこの地には、人々が集う要件が多かった。港には江戸時代の常夜灯、雁木(がんぎ:船着場の階段)、波止場、焚場(船修理場所)、船番所跡が残っており貴重である。
(とうろどう)
 また、慶応三年(1867)瀬戸内海六島(笠岡市)で紀州藩の軍艦名光丸と大洲藩の蒸気船いろは丸が衝突、名光丸は、いろは丸を鞆港へ曳航(えいこう)しようとしたが、いろは丸は宇治島沖で沈没した。この際、いろは丸に乗っていた海援隊及び坂本龍馬は、この鞆港に上陸し、廻船問屋で数日間身を潜めたという。
(沈没したいろは丸舳先の再現)

 近年では、鞆の浦埋立て架橋計画問題で、景観を損ねるとして反対運動が起きている。
(鞆城跡から)

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