flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

志免鉱業所跡

2012-12-25 00:00:10 | STRUCTURE-構造物残影-

(福岡県糟屋郡志免町志免 国指定重要文化財)
 明治39年(1906)に設置された、国有の炭鉱である。昭和18年(1943)には、現存する地上8階地下1階、高さ54m,RC造の竪坑櫓が陸軍によって築造された。これは採炭夫の昇降、石炭や資材の搬入出を地上の1000馬力巻上機で行う、ワインディング・タワー(塔櫓捲式)の昇降施設 である。終戦後は運輸省及び日本国有鉄道の所有となったが、エネルギー革命による売山闘争「志免闘争」を経て、昭和39年(1964)に閉山となり、聳え立つ櫓と自然丘陵化したボタ山(捨石集積場)が今に至るまで産業遺産として残されている。
(西原硬山:ボタ山)
  (第八斜坑口) 
            
   

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