flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

小山廃寺

2014-12-31 00:00:00 | ほとけのいおり

(紀寺 奈良県高市郡明日香村小山字キデラ 県指定史跡)
 昭和48年(1973)から行われた発掘調査によって、造営時期は7世紀中葉(天智天皇年間)と推定されるが、藤原京左京八条二坊の全域を占めるように整備された形跡があることから、寺の造営段階で藤原京の造営が始まったものと推定される。伽藍配置は、南から南大門、中門、金堂、講堂が直線上に並び、中門と講堂が回廊で繋がり、南東部に塔が存在した。使用された瓦には雷文縁軒丸瓦と重孤文軒平瓦があり、「紀寺式」と呼ばれる。廃寺時期は不明であるが、キデラは城寺であり、奈良市西紀寺町の�茂城寺が、平城京遷都と共に飛鳥から移ったという説がある。
  藤原京朱雀日高山

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