flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

豊橋 植田

2015-10-11 00:00:00 | ご近所漫ろ歩き

(愛知県豊橋市植田町)
 ほの国を離れる日が近づいたこの日、十五年振りに植田を訪れた。先ず渥美線向ヶ丘駅を降り、植田大池の水辺へと向かった。近年外来種であるブラックバスが棲息するというこの溜め池は、昭和61年度に緊急農地防災事業、平成25年度には防災ダム事業等、地震等による堤防決壊を防ぐ工事が行われた。大池から北に歩を進め、素盞鳴神社を参拝した。そして緩やかな起伏のある周辺を歩きながら植田駅へと向かった。植田駅は大正14年(1925)に渥美電鉄の駅として開業したのが始まりである。昭和15年(1940)からは名古屋鉄道として、昭和29年(1954)からは豊橋鉄道の駅として営業しているが、昭和44年(1969)からは無人駅となり、現在は乗車証明発行機と簡易IC改札機が設置されている。第二次世界大戦の頃、植田駅から大崎海軍航空隊までの専用線を敷設する計画があったという。今はこの先の渥美半島を予感させるような、のんびりとした光景が辺りに広がっている。
    植田大池
         

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