flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

西堀弥市顕彰碑

2021-10-03 00:00:00 | いにしえの人びと

(岐阜県瑞穂市生津 2008年5月18日)
 安政元年(1854)生津村の庄屋の子として生まれた西堀弥市は、生津村が長良川に注ぐ糸貫川の河口沿いで毎年のように洪水にみまわれた地で育った。農作物が被害を受けるこの地を何とかしようと、各地の産業に目を向け、水に強い原材料を加工した京都府福知山の柳行李などの杞柳(きりゅう)細工をこの地の産業にしようと試みた。その後、280戸が柳行李やバスケット等を生産する地となり、海外にも輸出された。大正14年(1925)同氏は没し、この顕彰碑が建立された。

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