京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

“署名する、歩く、座りこむ・・・”

2008年05月14日 | 日々の暮らしの中で
たとえば“えらいこっちゃ!後期高齢者医療制度”への問題視、疑問、怒り…、年金問題、ガソリン代の高騰…しかり。人権に関わるチベット問題。
身近な、生活に深くかかわることだけに誰もが関心を持っていることです。
一般に、怒りに震えていても私たちは、自分も含め、なかなか自分の思いを社会に向けて表明することができにくいように感じます。
世論を起こすに至ることも少ないでしょうか。
我慢する、あきらめる、身を引く、沈黙する???

胡錦濤中国国家主席が来日された際、早稲田大学で学生が警官隊と小競り合いになったことが報道されました。
大学での講演では、多くの一般学生はかやの外だったと耳にしています。
今年の“メーデー”では、府立植物園にものすごい人が集まりました、家族づれで、子どももいました…。こういう力になるには。

本当にこれでいいんだろうかという思いが心の底から湧いてくるとき、どう形にしたらよいのでしょう…。

ある朝、みのもんたさんの番組で、作家の渡辺淳一さんや瀬戸内寂聴さんが、「怒れ」「おとなしすぎる」
「老人もつえを付いて国会の前を歩いたり座り込んだりしたらいいんですよ」と声をそろえて言われていました。

今日は岡部伊都子さんの著書を読んだりして過ごしていたのですが…。
ありました。確かどこかにあったと思っていたのです。

武器なき民衆には何の力もないように思われますけど、決して、そうではない、「署名する、歩く、座り込む、また集まるのも大きな力」とうかがいました。そのほかにも、話す、立つ、歌うこともできるでしょう。力及ばず、思いつくせぬうらみをかこちながらも、ひとりの声を文字に綴ります。     
    『清らに生きる 伊都子のことば』より
と。

自分自身、当事者である意識が形となって現わせないことは本当に多いです。
自分の声を何らかの形で出せるようにしなくてはと思うのでした。

そんな中、今夜、500人のお年寄りが後期高齢者医療制度廃止を訴え抗議デモをしたことを知りました。
国内各地から集まったそうだ!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする