京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 海沿いに歴史の足あと(2)

2011年03月07日 | 熊野古道(紀伊路・中辺路)を歩く
             
塩屋王子から切目王子まで12.4キロのコースは、樹齢600年の木の気を浴びてスタートした。
穏やかな日和には一部海路を使ったとも言われる万葉人だが、日高川を渡って塩屋から南へは海沿いの道を切目にまで至る。

 
              腰賭けた石(十)      草履を脱ぎ捨て(十二)  
真砂の里から田辺、印南と安珍を追い走り続ける清姫は切目付近で追いついた(八)   
     清姫が自分の姿を映したという印南川(九)
            

 
仏井戸。上野王子の旧地で、「王子の本地仏」三尊が井戸の中の壁に彫られているとあるが、見ることはできない。
   上野王子跡

国道42号線に沿って印南町に入る。津井(叶 かのう)王子を過ぎればあと1時間とのことで、斑鳩王子・切目五躰王子でゴール。
  
願い事“かないますように”、願掛けも多い叶王子に椿の花。  斑鳩王子はビューポイントだそうな…。
           

    
桧皮葺の風格の切目王子。由緒書きによれば、秀吉の紀州攻めで焼失(1585)、全山廃墟と化すが、氏子の力で再興(1594)された。数百人もの宿泊者となったとある。
    ウツボの干された駅前店の軒先。
JR切目駅に向かって、計20988歩で完歩の第6回目。様々な顔、表情を持った海辺のコース、良く歩いたこと!楽しかった~~。でも、やはり少し疲れた。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする