
午前中、多少の用事を急いでこなし終えてからは、少し頭をひねって知恵を絞った。
と言えば何やら様になりそうだが、この一年を振り返ってみようかとペンを執ってはみたものの、たいして長続きもせず知恵も回らない。どうしてもしなくてはならないことではないからだ。どうだっていいからめんどくさくなる。
「めんどうくさいことをしよう」と清川妙さんに教えられたばかりなのに、「だって・だって」が付きまとう。
うつらうつらしかけては気を取り直して、本など読んでいた。短い一日はすぐに暮れていく。動かなくてはと外へ出てみれば、夕日を浴びて鮮やかさを増した色彩に目を奪われた。
今日は何をしていたのだったか…。明日は、メモを取った続きをすることにしよう。