
毎年よ彼岸の入りに寒いのは 正岡子規
母の言葉が自ずと俳句になったのだと坪内稔典さんが記されています。
「暑さ寒さも彼岸まで」などというものの、昨日は20度、今日は23度まで上がって汗ばむほどの陽気になりました。冬物のダウンを着込む女の子と半袖シャツ1枚の少年が二人、賑やかな下校風景に出くわしました。子供だけではなく大人も、この時期、服装はまちまちです。

明日は春分の日。彼岸の中日です。
「極楽浄土はどこにあるのか」と尋ねられた一休宗純(臨済宗大徳寺派の僧)が応えたそうです。
「極楽は西にあらず東にも、北(来た)道さがせ、南(みな身)にぞある」
我が身の内にあると…