京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 彼岸のころ

2013年03月18日 | 日々の暮らしの中で

             毎年よ彼岸の入りに寒いのは   正岡子規

母の言葉が自ずと俳句になったのだと坪内稔典さんが記されています。

「暑さ寒さも彼岸まで」などというものの、昨日は20度、今日は23度まで上がって汗ばむほどの陽気になりました。冬物のダウンを着込む女の子と半袖シャツ1枚の少年が二人、賑やかな下校風景に出くわしました。子供だけではなく大人も、この時期、服装はまちまちです。

オーストラリアの地で土曜日だけ日本語学校に通うJessieですが、先週土曜日で年度末を迎え小学校1年生の過程を無事修了した便りが届きました。四月半ば、2年生に進級です。もっとも、現地校は通常授業ですから、Jessieにとって土曜日はホリデーという特典デーです。とは言え、土曜日は元来お休みですから、別にどうということもなさそうですが解放感はあることでしょう。

明日は春分の日。彼岸の中日です。
「極楽浄土はどこにあるのか」と尋ねられた一休宗純(臨済宗大徳寺派の僧)が応えたそうです。
「極楽は西にあらず東にも、北(来た)道さがせ、南(みな身)にぞある」
我が身の内にあると…
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする