『Before I Was Your Mother』あなたのお母さんになる前・・・
私はね、いつもあなたのお母さんだったのではないのよ。かつては、あなたと同じように子供だったわ。Ruby(ルービー)という名前のとても仲のよい友達がいて、Eileen(アイリーン)という名の犬と一緒に、私たちは馬鹿げた大騒ぎをすることが大好きな女の子だったのよ。
犬のEileenにギャザーの入ったスカートを着せて、ライオンの?Eileenに曲芸をさせる調教師になってみせたことがあったわ。フラダンスのスカートはいてRubyとローラースケート、ありったけの大声を出して歌ってみたり、夜には、ゴミ箱のふたの上で二人でタップダンスを踊ったりね…。お母さんはわたしに思い出を語り始めます…。
先週から「絵本で英会話」ではこんな内容の絵本を読み始めたばかりでした。その二日後の土曜日、娘から電話がありました。彼女が言うには、来週の木曜日(ちょうど今日のこと)のShow and Tellの授業で、祖父母が子供だった時の暮らしぶりをインタビューして発表することになったというのです。
Jessieが聞いてきます。あのねえ、えっとねえ、そんでね、そんでね…と矢継ぎ早に、声は大きく聞きとりにくいのですが楽しそう。
何を着ていたの? 洗濯はどうしてた? どんなトーブ(暖房器具)を使っていたの? 電化製品って何があった? どんなおもちゃで遊んだの? …
昨夜、ここに、ミルクはどうやって買ったの? と新たな質問が加わりました。
考えれば半世紀も前、いやもっと? 随分と時代は遡りますが、Jessieと同じ小学校低学年の頃の記憶を手繰り寄せ、写真も添付してEメールで回答しておきました。祖母が着物の洗い張りをしていたのを思い出しました。長い板がありましたっけ。弟二人と、ブリキのバケツをひっくり返した上でベーゴマをして遊んだものでした…。
絵本の世界と少しばかりオーバーラップした今回の偶然に驚いています。うまく話せたかな??