京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 声に励まされ…

2013年07月25日 | 日々の暮らしの中で

誕生月だった。ずっと微妙に気持ちが不安定で、これまでにない不思議な淋しさも感じながら今日を迎えた。母の年齢に追いついたのだ。

わたしはまだ「ワカイ」、と感じられる、感じていたいのかもしれないが、何かが気持ちの芯にあって、この先に夢見ることも、やりたいことも、続けていきたいことも、様々に抱えている。「先のことなどわかるもんか」と日頃は耳にしてきているが、先が見えないからこその不安で、わけもなく気を揉んだりと焦りを感じることがある。いつになく我が身に母を重ねていたからだろうか。

月半ばに奥琵琶湖ウォークを終えて10日あまり。だいぶのんびり過ごしたけれど、ここのところ暇を見つけては、寂聴さんの『巡礼みち』や「高野紀行」(『仏みち』収)を読んでみたり、『仏教を歩くNO.1 空海』、NHKの「歴史秘話」で放送された「空海からの贈り物、天空の聖地高野山」の録画等々、高野山関係のものに目を通している。宿となる宿坊が根本大塔に近い場所であることも確かめた。

新たな齢を重ねた始まりに、高野山の爽やかな冷気を吸って、とにかくとにかく、ゆったりとした気分で3日間を過ごしたいと願っている。新たな心でこの世との契約を更新というところか。出会うご縁こそ大切に、楽しみたい。今は、一週間ほど先となった高野山夏季大学参加の日を静かに待っているといったところだ。

Jessieの「お誕生日おめでとう」の声が最高のプレゼントになった。Tylerのよくわからないあれこれのおしゃべりも。「ぼく ねんね」という彼は、この電話のあと、6時就寝。
 
コメント (12)
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