京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

秋草の花々

2022年09月07日 | 日々の暮らしの中で

曼殊沙華っていつごろ咲くんだったか…。しばらく訪れることがなかったら、そこかしこ葛だらけ。旺盛な繫茂で周辺の木々を取り込み覆いつくしている。
杉本秀太郎氏ではないけれど、こんな木を庭に植えたらアウト!「手に負えない」。
葉の陰にたくさんの赤紫の花がついている。

ホンモノの葛の花を見たのは、この道、この川沿いでだったと思うのだ。熊野古道を歩くツアーに参加し出してウオーキングなるものを始め、どうせ歩くならたまには河鹿のなく鴨川上流をとこだわってもみた。10年ちょっと前までは実際に見たことがなかった花だった。

大根の種は「クズの花が咲いたらまけ」のことわざがあると今朝の新聞のコラムで知って、もう蒔いたのかしら、と知人の顔、顔を思いだすことになった。
農事の知恵。

通りを挟んだ斜め前の“みきちゃんちのおばあさん”の「○○○のタネまいといたしなあ」のひと声に、義母は「かまへんのに」を繰り返していたものだ。
よその畑にでもせっせと世話を焼いてくれた“みきちゃんちのおばあさん”手作りの、大きなおはぎがおいしかったっけ…。

「萩、すすきに曼殊沙華も添えて瓶に挿し、月の出を」待つ暮らし、前さんを見習いたいこの秋…。



コメント (2)
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