京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

色めがね

2008年12月27日 | JESSICAの日本滞在記
人は与えられた環境に適応して食文化を作るようだ。
自分に食べ慣れたものをおいしく感じるようになることで、嗜好がつくられるのだろう。
幼児期から食べ慣れたおいしさ。

ベジマイトを塗ったサンドイッチとチキンナゲットだけ(といえるコービー)。
ソセージだけ(のジェシンタ)。パスタ系ばかり(のケリー)。
肉とボイル野菜とコーンで一皿とか、マッシュポテト・シリアル・主食並みにチップス(フライドポテト)・パン……など。

こういう物ばかり食べてるの?
こうしたもので三度の食事を繰り返すことを日本人が耐えられるのだろうか。
体型の崩れなど気になってしまいそうだ。脂肪の蓄積回路に入ってしまいそう。
いったいどのような食事をしているのか、毎日のことゆえ、初訪問の際の最大の心配事だった。幸いにも、娘のところは米飯を主にした「和食」風であったが。

油脂は、数日食べ続けるとがつがつしたくなるほど“おいしいもの”になるという。
チョコレート、ラーメン。脳を刺激し病みつきになる?

幼児期から形成されていく嗜好、親の嗜好が子どもに直接影響を及ぼすことも大だ。また料理や健康管理への意識の違いも気になる。
「食文化」。国々による特色もあるはずで、何がよくて何が悪いとは一概に言えない。そと目からの勝手な判断も余計な御世話かもしれないが。

納豆大好き。梅干しも。貝のお味噌汁はことのほかお気に入り。
漬物、今の時期、日野菜の浅漬け。そして、じゃこ。5本箸でパクつく。
豆類も好き。
日によって波はあるものの、みそ汁を欠かさず、楽しく食事は進む。

「ごはんの時はしゃべらないってダディが言うの」
「あんたはしゃべりすぎだからね。ちょっとはいいの。楽しくネ」
お昼、母娘の会話。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
食生活… (yattaro-)
2008-12-28 16:20:30
かつてPTA活動に没頭している頃、子どもの、特に幼児期の食生活は、その後の人格形成に影響するので、正しくバランスよく、好き嫌いをさせない……などと、先生からも、講演会講師からも厳しく教わったことを思い出しました。
子どもって、大人の思い通りの食生活に慣れていきますね。納豆・梅干し・お味噌汁……まるでおばあちゃん子ですね。

我が家がまさにその通り、冷蔵庫に納豆がなかったら機嫌悪くなります。大根・ごんぼう・にんじん・れんこんなどのお煮染めは、へたをすると際限なく食べます。おやつが要らないこともあります。もろにジジ・ババの嗜好です。
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人格形成に… (kei)
2008-12-28 22:16:31
幼児にとって、食生活はすべての基本かもしれませんね。
「バランスよく、好き嫌いさせない」、食事のマナー、食卓を囲む楽しさ…
人格形成にかかわる大ごとです。

やはり偏った食事での弊害をもろに娘は見ているようです。そのせいもありますが慎重です。時として厳しすぎ~~と感じることもありますが。

今、大人の真似をして箸を使いたがっています。
うまく持てない、当然つまめないので、癇癪をおこします。

“ぷるんぷるん”と言いながら、こんにゃくでも口にします。れんこんもサラダにしましたら、喜んで食べますよ。歯触りがよいのでしょうか。

話は変わりますが、
れんこんの穴の数については考えたこともありませんでした…。
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レンコンの穴のお話し… (yattaro-)
2008-12-28 22:49:37
岩国では、遠浅の海を吉川広家(初代藩主)公が干拓して田んぼにした。その田んぼのわずかな塩加減がレンコンの味を引き出している…というようなことから岩国レンコンは美味しいとされているのは確かですが、穴が9個でよそより一つ多いとか、吉川家のご紋に合致するなどと言うのは後から付け足された、いわばこじつけです。
でもまあ、吉川のお殿様が、海岸から順に3本もの土手を築いて、農業振興に尽力をした功績は素晴らしいし、先見の明に驚いてはいます。
夢のない話になってごめんなさい。
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姫ちゃんと納豆 (matsu)
2008-12-28 23:05:56
納豆を食べておられる姫ちゃんを想像するのは楽しいです。糸を引くお豆をどうしてるのかなって。

日本食が世界にも見直されているこの頃です。
姫ちゃんのように幼児の頃から親しんでくれたらいいですね。

マナーもばっちりの姫ちゃん、素敵なレデイーになること間違いなしですね。
女系三世代っていいですね。
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納豆の糸、matsuさん (kei)
2008-12-29 00:08:56
ずいぶん早い頃から食べているようです。
見ていると、手で糸を払って、スプーンでおいしそうに食べます。ふつーに、なんの違和感なく納豆を!

あちらでも5個で1パック、300円前後でアジア系の店で売られています。

食べたいものがなかなか手に入らず、「おいしいものをたべたいじゃな~い」という理由で、いろいろ手作りする日本人ママは多いようです。納豆も手作りする人がいると。

しゃべりすぎて怒られているようです。
一生懸命、ホントによくしゃべるしゃべる。
「女系三世代」、そうですね、いいですね~。

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食文化の分析ですね (Rei)
2008-12-29 12:20:15
ところ変われば何とやら・・・と申しますが、これが国となれば違いも大きくても不思議はないのでしょう。関心持って拝見いたしました。
 
おそろいでよいお年を・・・ありがとうございました。
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Reiさんとのお出会いに深く感謝、です (kei)
2008-12-29 23:34:16
Reiさんは中国の事情にお詳しく、こうした欧米系の食生活との違いにも敏感でいらっしゃるでしょうね。

私は米飯なしに考えられません。

ブログ、いつも拝見させていただいています。
大河ドラマも楽しみですね。
私も童門冬二さんの「直江兼続 北の王国」を楽しんだ一人です。
ドラマ化されたらいいのにと思ったくらい。この10年にその働きかけがあったことを、Reiさんのブログ内のコメントで知り、一層興味を持ちました。同著者の『蒲生氏郷』も大好きなんです。
Reiさんご紹介の作品、読んでみたいと思っています。

普段小さな子がおりませんので、楽しいことは言うまでもありませんが、一緒にけらけら笑って、時にイラッとさせられ、何事もなかったかのようにまたけらけら、キャーキャー笑って・・・一日が終わっていきます。何も考えることなくって感じです。

押し迫りましたね。
お風邪など召されることなく、どうぞよいお年をお迎えください。
いろいろ考えさせていただける出会いを頂けましたこと感謝しております。私の励みになっております。

またお仲間に加えていただきたく、よろしくお願いいたします。本当にありがろうございました。
くれぐれもお身体大切に。





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おしゃべり(^-^) (ryo)
2008-12-30 18:31:59

 「ごはんの時はしゃべらないってダディが言うの」
「あんたはしゃべりすぎだからね。ちょっとはいいの。楽しくネ」

 どこの家庭でも同じような光景が(^-^)
 息子のところでも、孫娘がおしゃべりしすぎで
 食事が遅いのです。
 おしゃべりだけならまだ良いのですが、席を離れて
 よく叱られていますよ(^-^)

 チョコは病み付きになる。
 それ、わかるような気がします。
 私も毎日ほんの少しでもチョコ食べてしまいますね...。
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ryoさんと出会わせていただき感謝しています (kei)
2008-12-30 21:46:22
ほんとうに、小さな子はいつの時代も一緒のような気がします。国が変わろうと。
黙々と食べているより、おしゃべりが過ぎても、少々遅くても、それなりに食べてくれる方がいいと言うところですね。

おしゃべりが楽しくて仕方ないって感じです。
母親と英語で会話してるのを見ますと、不思議な感覚にとらわれます。どこでスイッチが入るのか・・・

いつもブログ拝見させていただいています。
「Oh, my God!」やり直しも枚数がありますので…、ついつい声も上げたくなるところでしたね~。
すっかり完了されたことでしょう。
それにしましてもワインがお好きなのですね~~。

豊かな時間を過ごされていらっしゃることを感じ入っております。
たくさんのことを考えさせていただきました。私なりに学びました。感謝です!
本当にありがとうございます。

くれぐれもお体を大切に、よいお年をお迎えください。
年末年始、寒くなりそうですね。

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