田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

花咲か爺ィならぬ、水遣り爺ィ

2021-08-01 19:46:35 | ボランティア

 このところの札幌の気候は異常である。高温のうえ、雨がまったく降らない状況が続いている。そうなると近代美術館前の花壇やマンション周囲の花壇を維持管理している私のグループは気が気でない。このところの私は水遣り爺ィになりきっている。

 7月の札幌ははたして雨が降っただろうか?記憶が定かでないほど、連日の好天である。そのうえ記録的な高温が続いている。そのため植物たちの水分不足は深刻である。近代美術館の前庭の芝生などは黄色く変色している。

 そうなると私たち「近美を愛するブリリアの会」が維持管理している花壇の花たちの状態が気になってくる。私たちは近代美術館前の歩道の空き地にARTとMUSEUM文字をクサツゲという樹種で描き、その脇に若干の花を育てている。また、マンション周囲の街路樹枡を利用しての花壇の維持管理も行っている。

 7月のはじめ、 MUSEUM文字の脇で育てているアジサイの花や葉が萎れてしまっているのを目にした。アジサイは一般の花というよりは花樹と称した方が相応しく、根も相当張っているはずなのに水不足で萎れていたのだ。ここで私は慌てて花木に水を与えなくてはいけないと思い至った。

 ところが花木に水を与えると云っても簡単ではない。水の便がないのだ。そこで私は近代美術館の前庭に設置されている水飲み場の水を利用させていただくことにした。あの上に向かって飛び出す水をバケツで受けて、それをジョーロに移して、花壇まで運び                  水を遣るという面倒な作業である。なにせチョロチョロとしか出ない水を貯めて、それを運んで水遣りをするのだから時間がかかる。アジサイより気になるのはMUSEUM文字の後ろで栽培しているコスモスの花である。コスモスの花も完全に萎れていた。これらに十分な水を与えるには軽く30分はかかる。

   

   

 ここを終えると、次はマンション周囲の街路樹枡の花壇への水遣りである。こちらはマンションの水道栓を利用できるので効率が良い。それでも三つある花壇に十分な水分を与えるにはやはり30分かかる。

 こうしたことを最近は2~3日に一度くらいの割合で続けている。そのことでアジサイやコスモス、そしてマンション周囲の花壇のベゴニア、アイビーたちも今のところ元気に育っている。これからも雨が降らないかぎりは続けねばならないと思っている。

   

   

   

 こうしたことは今年ばかりでなく、数年前から水分不足を感じた時にはやっていたことだが、これまでは衆人の前でやることに気恥ずかしさをおぼえ、最低限しかやっていなかったのだが、この歳になるとその思いも薄らいできた。もう完全に私は水遣り爺ィ” になりきっている。