地元で採れた食材を使い、美味しく健康な食を推奨する「地産地消・健康料理フェスティバル」なるものに参加した。考えられた地元食材で、熟練のシェフが調理するフランス料理はとても美味しく満足させられるものだった。
昨日、9月20日(火)午前から札幌市保健所と札幌市調理師団体連合会が主催する「地産地消・健康料理フェスティバル」が札幌パークホテルで開催され、参加する機会を得た。
フェスティバルは今回で第29回目を迎えているそうだが、昨年、一昨年はコロナ禍のために開催できず、3年ぶりの開催ということだった。調理師団体連合会には和食、洋食、中華、寿司、麺の5業種の団体が加盟していて、本年度は洋食が担当となっているとのことだった。
フェスティバルは【講演会】と【試食会】の2本立てとなっていた。
【講演会】は「人生100年!健康長寿は食事から」と「安全・安心な食のまち・さっぽろ推進事業」と二つの講演があったが、いずれも札幌市保健所の職員の方がお話された。
前者のお話の中では、健康寿命を長く保つには、①野菜摂取量を増量すること。②減塩に努めること。③低栄養を予防すること。の3点を強調された。野菜は一日350g以上が必要ということだが、後からの試食で食した量から考えて相当意識しなくてはならない量に思えた。また、低栄養を防ぐには朝食を必ず摂ることの必要性も強調された。
※ 講演をされた札幌市保健所の本間ひとみ担当課長様です。
後者のお話は、札幌市の保健所が「さっぽろ食の安全・安心 おもてなしの店」を保健所のホームページ上で推奨しているとのことだった。
※ 講演をされた札幌市保健所の伊藤担当係長様です。
休憩を入れて12時過ぎからはお待ちかねの【試食会】となった。今回は洋食ということで道産食材を駆使したフランス料理が振る舞われた。料理を考案したのは札幌パークホテルの総料理長・舟橋裕司さんで、調理はパークホテルの料理スタッフが担当されたということだった。当日のメニューを記載すると、
◆前菜 季節の野菜たちと黒ニンニクのバーニャカウダーソース 道産炙ったタコとサーモンマリネ
◆スープ 札幌の伝統野菜を使ったオハウスープ
◆メインデッシュ 道産鶏もも肉の低温コンフィ 黒胡椒のアクセント 秋のグランメール風
◆デザート 道産牛乳のクレムダンジュとブドウジュレ 季節のフルーツとハスカップソースのアクセント
◆パン 道産小麦パン
◆コーヒー
以上のいわゆるフルコースだった。私にとってはいずれもが美味しくいただけた。特に気に入ったのは前菜に出た野菜たちに合わせた「黒ニンニクのバーニャカウダーソース」はが私にはお気に入りだった。またメインデッシュの道産鶏のもも肉は、75℃のお湯で60分加熱したというが、その独特の食感が私を楽しませてくれた。今回珍しく同行した妻の感想も概ね同じようなものだった。
総料理長の話では、次年度以降にパークホテルのメニューにも登場させたいとのことだが、今回の参加費は1,000円だったが、レストランで提供するとなるとどれくらいの価格で提供されるのだろうか?ちょっと興味深い。
※ 今回提供された料理のレシピを考案された札幌パークホテルの舟橋総料理長様です。
今回提供された料理にはかなり野菜が使用されていたように思ったが、それでも使用された野菜量は126gだったという。一日の必要分が350g以上ということはかなり意識して摂らねばならないことを教えられた思いだった。
来年は和食とのこと。また参加してみたいと思っている。
そうですね。中島公園は札幌を代表する講演の一つで、多くの市民から愛されている公園ですので、kumamotosetatwoさんにとりましても懐かしく感じられることでしょう。パークホテルも同様ですね。そのパークホテルはおっしゃるように近く建て替え工事に着手すると報じられています。はたしてどのようなランドマークタワーが誕生するのか、興味津々です。
美味しくフランス料理を堪能しました!