洞窟の中に、上から下から氷の柱が伸び一種異様な光景である。冬の間にだけみられる光景であるが、特に下から伸びる「氷筍」が珍しい。地元ファンによると暖冬のためいつもより規模は小さいとのことだったが十分珍しかった。
昨日(2月27日)、天気予報も良かったので以前から一度行ってみたいと思っていた伊達市大滝地区にあるという「百畳敷洞窟」に向かった。
ところが国道453号線から百畳敷洞窟に向かう入り口のところで右往左往してしまった。ガイドブックを上下反対に見てしまうという粗忽さを発揮してしまったことが原因である。おかげで「絹糸の床」を見ることができのだが…。
スノーシューを始める道路終点に着いたところ、異様な風景が広がっていた。周りには点々と赤い立札が立っていた。近づいてみると「民有地のために駐車禁止」と書いてあった。それでも2台ほど車が駐車していたが、私は躊躇し終点からは少し離れた公道に駐車することにした。
※ こうした立て看板が周りにたくさん立てかけてありました。
いよいよスノーシューイングの開始である。「百畳敷洞窟」はかなりの人気スポットのようで足跡はくっきり、雪は固く締まっていた。スノーシューは必要ないくらいである。でも私はツボ足の場合、ときどき足底が滑る感覚が嫌いなので、ツメ付きのスノーシューを装着して進んだ。
天気は絶好、右手に徳舜瞥川の深い谷を見ながら林間に造られた林道跡を辿って進む。特に大きなアップダウンもなく、軽快なスノーシューイングである。40分後、ガイドブックで539m地点というところ到達した。そこは徳舜瞥川の川岸に降り立ったところだ。
川岸のゴロゴロした巨岩のすき間進むこと10分、左手に大きな岸壁が突然現れた。百畳敷洞窟である。その岸壁をヨイショ(1~2分)と登ると、そこが洞窟の入口だった。
※ この岸壁の直ぐ際をよじ登ると洞窟の入口でした。
洞窟内には上から下から氷が伸びていて不思議な光景を醸し出している。私は夢中で何枚もシャッターをきった。ただ、暖冬のせいだろうか?ガイドブックなどで見たものに比べるとやや小ぶりのように感じた。
それでは「百畳敷洞窟」の不思議な氷のショーをどうぞ!!
※ 以下の写真は色調を少し変えて撮ったものです。
洞窟の前で軽く昼食休憩を取り、引き返した。帰りには途中から斜面を登るコースの踏み跡があったので、そちらに進路を取った。かなりの急斜面を登って斜面の上に出ると、針葉樹の林が広がっていた。その針葉樹の間を縫い進むと、スタートした地点からはかなり離れた公道上に出た。そこでスノーシューを脱ぎ、車を駐車した地点へ向かった。
※ 写真では急斜面の様子が伝わらないのが残念です。頭上を目ざして登るようでした。
途中の急斜面以外は、アップダウンもそれほどではなく、この時期だとツボ足でも十分に洞窟まで到達できるほどよいトレッキングコースのように思えた。
真意は5000円も取ってガイドする方の邪魔になるから・・・のようです。
3回目の写真中心の記録は下記です。
http://sakag.web.fc2.com/nyoro13.htm
この時に比べると、ニョロニョロと呼ばれている氷筍がやや小ぶりな感じがしますね。
3回目に行かれた時の写真を見させてもらいましたが、やはり大きさが違いますね。特最後の写真のような氷花(?)はまったく見られなかったのはちょっと残念です。
ですが、まあガイドブック(北海道スノーハイキング)を見て、初めてその存在を知った百畳敷洞穴を訪れることができたので満足しています。