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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

Rapidus 小池淳義社長の講演を聴く

2023-11-13 18:18:27 | 講演・講義・フォーラム等
 現在の経済界の話題の主人公ともいえる新会社Rapidusの小池淳義社長から直接お話を伺うというビッグチャンスに遭遇した。小池氏は科学者らしい貌も見せながら、自信満々に、そてし滔々とRapidusの未来を語った。

 
 
 11月9日(木)、札幌では年に一度道内企業が一同に会する「ビジネスEXPO」が開催される。私はビジネスにはまったくの門外漢なのだが、例年並行開催される「ビジネスセミナー」を楽しみにしている。そのセミナーの第1陣の基調講演にリモートではあったが、今をときめくRapidus社長の小池淳義氏が登壇された。演題は「北海道から世界へ 半導体イノベーション時代の幕開け」と題して講演された。

        

 小池氏は経営者であるとともに、科学者の貌も併せ持った方で、工学博士号を取得し東京理科大で上席特任教授として学生に講義も行っている方である。
 そうしたこともあり小池氏は半導体の現状、可能性などについて滔々と語る姿は経営者でありつつ、科学者でもあるといった印象だった。お話はとても魅力的だったのだが、リモート登壇のために画面を鮮明にするために室内を暗くしたことからメモが取れなかった。したがって、私の記憶に残るところしかレポできないのが残念である。
 記憶に残ったのは、お話が概ね前日にレポートした北海道新聞の鈴木氏のお話と被るところがあったように思われたことであるが、小池氏のお話からは2NMの半導体を創り出すことに対して迷いのようなものをまったく見せず自信満々だった点が印象的だった。
 氏のお話では、主要工場を建設する千歳市の地理的条件の素晴らしさ、そして技術提供を受けるIBMとベルギーImecへの信頼度に絶対の自信を見せていた。
 そしてここからは北海道新聞の鈴木氏の見方とは異なり、Rapidusの生産が軌道に乗ることによって、北海道において6次産業化を図り、北海道から世界へ向けた動きが加速化するのではないかと予想した。また、千歳市だけではなく、石狩市、札幌市、苫小牧市を結んだ「北海道バレー構想」にまで話が及んだ。
 小池氏の講演を聴いていた北海道の企業関係者の方々にとってはワクワクするような話だったのではないだろうか?ただ、小池氏のお話のようにコトが進んでいくかどうかはまだまだ未知数のところが多いというのが偽らざるところではないだろうか?
小池氏のお話が正夢となるには、北海道の関係者たちがこのビッグチャンスにどうアプローし、知恵と努力を傾注していくかが大きな鍵となるのでは、と外野の私には思われたのだが…。本稿については素人の戯言と受け止めてもらいたい。



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